「動物体内で人の臓器 容認~来年度に指針改正~」(朝日新聞2017.10.25)
こんにちは!生命工学技術科の安達です :a6:
今日も医療の分野の最新情報をお伝えします :a5:
皆さんは移植医療のこと耳にされたことがあると思います :c12: 臓器移植とかの移植医療です。
実は移植医療で動物からの臓器移植が検討されたことがあります。
その動物は何だと思いますか?
シンキングタイム!!
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2、
1、
実は「ブタ」なんです。
ブタの臓器のサイズは人間の臓器のサイズに近く、そのため移植医療において可能性の検討が進められていました。
サイズというのは結構大切で、例えば心臓移植にヒトより小さい動物のものを使ったらどうでしょうか?
少々力不足の感じがしませんか?逆に大きければ、うまく入らず他の臓器を圧迫してしまい、別な病気の原因になるかもしれません。
また、薬の効果とその量を確かめたいとき、サイズがあまりにも違っていたら、すぐに参考にする訳にはいかないと思いませんか?
今回のニュースはこの動物の臓器の話になります。
記事によると文部科学省の方針は、動物の体内で人間の臓器を作らせることを認めるという内容です :b1:3
ただし、移植医療ではなく、薬の開発や病気の原因究明につながると考えてのことです。
もし、iPS細胞を利用して、ブタに人間の臓器(例えば膵臓)を作らせることができれば、機能やサイズ的にも人間に近くなり、病気の原因究明や薬の効果などを調べるのに有効だと考えられています。
可能になれば、今後色々な病気の原因や効果的な薬の開発が進むと思われます。
今後に期待ですね! :a7: :a7: