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よくある質問 解説編①

おはようございます。
 
火曜日の分散登校が待ち遠しい担任の山根です。
 
送付していた課題で質問をもらっていますので、
質問に対する解説集を作成しましました。
 
自身が悩んだところもあれば、
悩んでいないところもあるかと思いますが、
自身が悩んでいなくても、
クラスメートが悩んだところは、
お互いにサポートができるような存在であって欲しいと思います。
 
腸骨稜前方の上前腸骨棘はASIS、下前腸骨棘はAIIS、後方の上後腸骨棘はPSIS、
下後腸骨棘はPIISと表現されるので覚えておきましょう。
骨盤を構成する接合部は仙骨耳状面と寛骨(腸骨)耳状面をつなぐ仙腸関節と、
左右の恥骨を線維軟骨の円板でつなぐ恥骨結合です。
肩関節を外から見ると、回旋筋腱板に覆われていますが、前上方部は欠けています。
これは腱板疎部といい、烏口上腕靭帯と上腕二頭筋長頭腱が通ります。
肩関節前面は上中下の関節上腕靭帯で補強されています。上肢の下垂位では上部が、上肢
を挙上して外転角度が大きくなると、下部の靭帯が緊張することになります。
回外筋の起始部付近はフローセの腱弓と呼ばれるアーチ構造になっていて、その下は後骨
間神経を通す橈骨神経管と呼ばれます。この後骨間神経は橈骨神経から分岐する運動神経
のみの(感覚神経は含まない)枝である。
肘の内側側副靭帯は前斜走線維、後斜走線維、横走線維に分けられます。それぞれ独立し
た前斜走靭帯、後斜走靭帯、横走靭帯としてもOKです。ATテキストの「運動器の解剖と
機能」に図が載っていますが、横斜走靭帯となっているので横走靭帯に訂正しておいてく
ださい。
外側側副靭帯は橈側側副靭帯、外側尺側側副靭帯、輪状靭帯、副靭帯に分かれます。これ
もATテキストを参照のこと。
橈骨の近位端(肘に近い端)は橈骨頭と呼びます。上の関節窩は橈骨頭窩と呼ばれること
もあります。
手根骨の手掌面にある手根管は尺側壁舟状骨、大菱形骨でできる橈側壁と豆状骨、有鉤骨
でできる尺側壁と屋根になる屈筋支帯でできるトンネルです。正中神経や拇指球筋が通り
ます。
豆状骨の橈側には尺骨神経を通すギオン管(ギヨン管)があります。(動画参照)
手関節橈側にある解剖学的タバコ窩は長拇指伸筋と短拇指伸筋、長拇指外転筋の腱ででき
ています。この奥には舟状骨と大菱形骨が触れます。教科書ではふつう舟状骨が触れると
書いてあリます。
手関節の掌屈背屈運動において、掌屈では手根中央関節が背屈では橈骨手根関節が優位に
働きます。
指節骨と指節骨を結ぶ関節は指節間関節(IP関節)と呼びます。第1指ではひとつだけで
すが、第2~5指までは2つずつあるので、近位指節間関節(PIP関節)、遠位指節間関
節(DIP関節)と呼び分けます。
大腿骨頸は関節包に包まれているため骨膜がありません。骨膜がないということは血流に
乏しく、損傷時の修復能力が低いということになります。
トレンデレンブルグ徴候とは、片足立位時に立脚側の股関節外転筋(中殿筋、小殿筋)の
筋力が低く、挙上側の足が下がり骨盤が傾いてしまう現象です。
膝蓋骨は骨は人体最大の種子骨で、大腿四頭筋の働きを助けています。
 
 
 
解説集VOL.1はここまでです。
 
 
 

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