ハイテク VOICE

graduate

臨床工学技士科 卒業

  • 臨床工学技士

小山 瑞歩 さん

就職先:独立行政法人地域医療機能推進機構大阪病院(JCHO大阪病院)

Q:現在の仕事内容は?
“心臓カテーテル業務(物品出し、デバイス操作、FFRangio解析、清潔介助、補助循環の導入など)、透析業務(穿刺・介助、返血操作、特殊血液療法、機器点検など)、内視鏡業務(医師の介助、スコープ点検など)、ICU業務(補助循環管理、血液浄化、機器点検など)、オペ室業務(整形外科手術領域の自己血回収術、機器管理など)、人工心肺業務、機器管理業務(輸液ポンプ、シリンジポンプ、呼吸器等の貸出・清拭、機器の修理・点検など)、CIEDsなどの不整脈関連業務やSAS検査業務に携わっています。
いろいろな業務に関わり、業務の基礎を学んでいる最中です。

Q:仕事のやりがいは?
“様々な業務に携われるところだと思います。様々な分野に関わる分、覚えなくてはいけないことも多いですが、機器の管理から医師の介助、人工心肺装置の操作など幅広い業務ができるところがCEの凄さだと感じます。
だからこそ、様々な職種のみなさんからCEへ頼られることも多いです。

Q:仕事をする上で大切に思うことは?
“コミュニケーションをとることが大切にすることだと思います。
術前、術中、術後には様々な職種がコミュニケーションを取ってチーム医療を行っています。様々なシチュエーションを想定してみなさんと最善の治療を選択します。
また、同じ部同士の先輩たちや、業務の中で関りがある職種の方々とコミュニケーションを取って、仕事でも仕事場以外でも良好な関係を築くこともできます。

Q:医療業界を目指したきっかけは?
“医療業界を目指したきっかけは、周りの友人たちが医療業界に行くことが多かったからです。そのことをきっかけに医療業界内でそのような職業があるかを探していました。CEを目指したのは、探している最中にテレビで見て、かっこよく見えたのでCEを目指しました。

Q:大阪ハイテクで良かった点はどんなところですか?
“臨床工学技士を多く輩出されているからこその国家試験合格へと導けるカリキュラムが良かった点だと思います。
ハイテクの臨床工学技士科は歴史が古いため、国家試験の出題傾向を知り尽くしています。それに合わせて、教科ごとにポイントをまとめたスライドや過去問題のまとめプリント、また国家試験本番のような雰囲気の中で行う模擬試験もあるので程よい緊張感で本番の試験も受けることができました。

Q:学生時代、印象に残っていることは?
“病院実習が一番印象に残っていますし、頑張ったことです。
毎日書く日誌がつらかったです。半端な日誌は嫌だと思いながら完璧を目指して書くと睡眠時間が2時間しかないなんてことも多々ありました。
見返せる日誌を書いたおかげで今では新しく入る業務の予習に使えて役立ちました。

Q:同じ業界を目指す後輩に一言!
“なんとなくCEを目指してハイテクに来たものの、特にしたい業務はないな…と思っている方もいるかもしれませんが、CEは院内でも多くの場所で活躍できる職業です。
今はやりたいことが思いつかなくても、就職してから色々な業務に携わってみると興味が出てくるものも出てくるかもしれません。
色々な業務に関われるのは、臨床工学技士のやりがいであり、楽しい部分です。同じ医療従事者として頑張っていきましょう。

 


小山さんが働いている病院はどんなところ?

独立行政法人地域医療機能推進機構大阪病院(JCHO大阪病院)は、全国に57の病院を持つ公的医療機関グループの一つ。大阪市福島区に位置する地域の中核病院で、急性期医療を中心に、がん診療拠点病院、脳卒中・循環器ホットライン、周産期医療など、高度な医療を提供している。


 

臨床工学技士 とは?

チーム医療の一員として医療機器の操作や管理を担当します。手術室で人工心肺装置を操作したり、医療機器センターで機器を点検したり、活躍の場はどんどん広がっています。

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