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    【日中合弁学科研修生】 授業紹介『MEと国家試験』

    みなさんこんにちは :a6: 広報担当の徳本です。
    今日は、日本の医療機器・医療安全について学ぶためために来日されている日中合弁学科研修生たちと一緒に授業を受けてきました :a7:
     

    授業テーマは『 MEと国家試験 』

    日本の臨床工学技士の歴史と業務について学びました。
     
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    1988年の国家試験で臨床工学技士が始めて誕生してから、今年で30年になります。
    30年前というと意外と最近ですよね :b4:
    それ以前はどんな人が医療機器を操作していたかというと、「ME(メディカルエンジニア)」と呼ばれる人たちが操作をしていました。
    MEさんは医用機器に関しては詳しいですが、医学的な勉強はあまりしていない方が多かったようです。
    だから病気や身体についてお医者さん・看護師さんと一緒に勉強しながら仕事をしていたそうです。
    今では一般の方にも「チーム医療」という言葉が浸透していますが、1980年代に他職種の医療従事者と密にコミュニケーションを取っていたMEさんたちの姿勢は、チーム医療という考え方の先駆けと言っても良いでしょう :a6:
    また、医療事故の問題等でもMEさんの仕事に注目が集まり、「臨床工学技士」国家資格化の動きが強まりました。
    実は大阪ハイテクは、1987年臨床工学技士法成立の翌年に認可された、日本で初めての臨床工学技士養成校なんです :a6:
     
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    臨床工学技士の業務についても勉強しました。
    人工心肺装置や人工呼吸器、人工透析装置などを操作するというのはみなさんも知っているかもしれません。
    これらを正しく安全に扱うことはもちろんですが、お医者さんや看護師さんと協働するためには、信頼が不可欠です。
    信頼を築くのは大変だけれど、失墜するのは一瞬です。
    チーム医療の一員であるためには、臨床現場に出た後も勉強し続けることが大切なんですね :a2:
     
     
    最後に、今日の授業の感想を研修生に聞いてみました :b4:
    O先生自身ME時代から臨床現場で働かれており、教科書どおりではなく経験も交えながら話してくださるので分かりやすかったです。
    毎回授業前に心身の健康状態にも気を配ってくださって嬉しいです。
     
     
    良い環境で充実した勉強ができているようで何よりです!
     
    研修生のみなさん、日本で勉強できるのも残すところ1ヶ月です :c11: ぜひ積極的に、いろんな知識を吸収してくださいね!
     
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    最後に・・・
    授業を終えた後、率先して教室の掃除をしたりプロジェクタを片付けたりする研修生の姿がありました。
    素晴らしい心がけですね :a7:
    今後も誰かのために自分が何かしよう、という心を持ち続けてほしいなと思いました :a7:

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