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    バイオ部活動日誌 ~新入部員アンケート②つき!~

    バイオ部の活動を報告します!!(´ω` )/
    今週は1年生後期で行う分析化学実習の予習として、
    水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンの量を調べる実験を行いました。
    カルシウムイオンやマグネシウムイオンはミネラルウォーターの味を決めると言われています。
    (日本の水はこれらのイオンが少ないため口当たりが軽く飲みやすく、
    外国の水はこれらのイオンが多いことで硬い飲みごたえになっています)
     
    ○実験の様子です!
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    実験の様子も一枚お見せします!!
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    バイオサイエンス専攻の実習授業では、
    今回紹介したような特定の物質がどれくらい存在しているかを調べる分析技術を学びます。
    これは、環境分析をはじめ、医薬品や化粧品、食品など色々な分野で使われている技術になります。
     
    二週間にわたって行った実験となりました。
    バイオ部のみんなお疲れ様(灬╹ω╹灬)
     
    [※詳しく知りたい方はブログの最後をごらんください!!]
     
    特別記事[学生アンケート第二弾]
     
    最後になりましたが
    この実験を行ったバイオサイエンス専攻一年生のKさんに感想を聞いてみましょう!
     
    Q1. バイオ部の活動はどうですか?
    実験が楽しいです!先輩も優しいので色々教えてもらうことができ、何より実験をできるのが楽しいです!! :b6:
     
    Q2. なぜバイオ部に入ろうと思ったのですか?
    体験入部で色の変わる液体を作ったことが、とてもおもしろかったからです! :c6:
    先輩から資格試験の話を聞くことができ、実験の予習や復習もできるので学べることも多くて得だ!!と思って入部しました。
     
    Q3. 他にやってみたい実験はありますか?
    化粧品を作りたいです!! ←できますよ!!ぜひやりましょう(教員・和田) :a6:
     
    Q4. これから入ってくるかもしれない皆様に一言
    とても楽しいです(・ω・)
    バイオ部に入部することで、普段一緒に授業を受けることのない先輩と実験することができます。先輩は私たちが知らない知識をたくさん知っているので、一緒に実験するだけで新しい知識をたくさん得ることが出来ます!みなさんも、バイオ部で一緒に楽しく実験をしましょう!
     
     
    次回の報告をお楽しみに!(⋈◍>◡<◍)。
     
     
    ※以下、詳しく知りたい方用の説明になります!

    今回は、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)と呼ばれるマグネシウムイオンやカルシウムイオンを捕まえる働きを持った試薬を使って、水の硬度を測定しました。1つのEDTAで、イオンを1つ捕まえることができます。
    1つのEDTAが捕まえられるイオンの数は常に1つなので、水のマグネシウムイオンやカルシウムイオンを全て捕まえるために使用したEDTAの量から、水のイオン量が推測できるのです。
    (使用EDTA量=マグネシウムイオン、カルシウムイオン量)
    さらにEDTAや水は透明であるため、通常の状態ではイオンがどれだけ捕まえられたかは目視で確認できません。そこでBT指示薬と呼ばれる試薬を用いました。これはマグネシウムイオン・カルシウムイオンと結合し赤色に変化するものです。結合していない状態では青色になります。この指示薬によって、目に見えない水の中のイオンの状況を色で確認することができるようになります。
    ①水にBT指示薬を加えます。
    この指示薬をあらかじめ水に加えておくことで、BT指示薬とマグネシウムイオン・カルシウムイオンが結合し水は赤色に染まっています。
    ②BT指示薬を加えて赤色に変化した水に、EDTAを加えていきます。
    EDTAを加えれば加えるほど水中のこれらのイオンは捕まえられていきます。
    マグネシウムイオン・カルシウムイオンとの結合力は、EDTA>BT指示薬となっています。EDTAがイオンを捕まえる力が強いので、BT指示薬と結合しているイオンもEDTAに奪い取られてしまうのです。イオンを奪い取られたBT指示薬は、何とも結合していませんので赤色から青色に変化します。「全てのBT指示薬からイオンが奪い取られた=EDTAがこれらのイオンを全て捕まえた=水は青色に変化する」という関係が成り立っていますので次の③へ進みます。
    ③水が青色になるまでに加えたEDTAの量から、イオン量を推測する。
    EDTAとこれらのイオンは1:1で結合するので、EDTAの数からマグネシウムイオン・カルシウムイオンの量を計算します。
     
    以上のような原理で、今回の実験は行われました。
    これを知れば、なぜ赤色の水と青色の水の画像があったのかお分かりいただけると思います。
     
    オープンキャンパスでも希望があれば説明しますよ!!!
     
     
     
     
     
     

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