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    【開催レポート】手術の安全を裏で支えるプロの技術!鋼製器具セミナーを実施しました

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    2026年2月21日(土)、大阪ハイテクノロジー専門学校にて、大阪府臨床工学技士会主催の「鋼製器具の長寿命化と精度維持」セミナーを開催しました。

    本セミナーはビー・ブラウンエースクラップ株式会社の共催、さらに大阪公立大学医学部附属病院の定亮志先生を講師にお迎えし、これからの臨床工学技士に求められる「新たな専門性」について深く学ぶ1日となりました。

    タスクシフト時代の臨床工学技士

    臨床工学技士の仕事は、人工呼吸器や人工心肺といった高度な医療機器の操作だけではありません。

    現在、医師の働き方改革に伴う「タスクシフト」が進む中で、手術で使用する“鋼製器具(ハサミやピンセットなどの手術器具)”の点検・管理も、臨床工学技士の重要な役割となりつつあります。

    「器具の精度を守ること」は「手術の安全を守ること」に直結します。

    近年、鋼製器具の適切な保守・管理は、医療安全を支える重要な専門領域として注目されています。

    日本における課題と「精度維持」の重要性

    欧米(米国や欧州)では、鋼製器具に対して以下のような管理が体系的に行われています。

    • 定期的な精度点検

    • 可動部の劣化管理

    • 明確な更新計画の策定

    一方、日本国内ではまだ保守体制が十分に整備されていない施設も少なくありません。しかし、手術器具の精度低下は、以下のような重大なリスクを招く恐れがあります。

    1. 手術時間の延長(切れ味の低下などによる作業の停滞)

    2. 組織損傷のリスク増大

    3. 医療事故の可能性

    安全な手術を実現するためには、高度な大型機器だけでなく、日常的に使われる「手作業の道具」の精度維持こそが極めて重要なのです。今回の実習では、実際に器具を手に取り、可動部の精度確認や劣化の見極め方を体験的に学びました。

    臨床工学技士の未来:医療機器の専門家として

    臨床工学技士の本質は、「医療機器を通して患者様のいのちを守る専門職」です。

    鋼製器具の管理は一見地味に見えるかもしれません。しかし、その細かなメンテナンスの中にこそ、医療安全の本質が宿っています。これからの臨床工学技士には、技術力に加え、以下のような能力が求められます。

    • 医療機器の総合的な管理能力

    • 経営的視点(コスト管理・更新計画)

    • チーム医療における調整力

    高校生のみなさんへ:医療の最前線を技術で支える

    医療の現場は、医師や看護師だけで成り立っているわけではありません。手術を安全に、そして円滑に行うために、医療機器の精度をプロの視点で守る専門家がいます。

    その役割を担うのが「臨床工学技士」です。

    「医療の最前線を、自らの技術で支えたい」 そんな志を持つ皆さんはぜひ大阪ハイテクへお越しください!

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