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バイオ業界ニュース~細胞培養~

皆さんこんにちは!
今回のブログは業界の最新ニュースをお届けします
 
最近、有名科学雑誌のネイチャー(Nature, 542, 191-196 (2017))に
「異種の動物の体内において自己の多能性幹細胞に由来する機能的な膵島が作製された」という報告がに掲載されました :b8:
どういうこと :c4: と思った人もいると思うので、簡単に言うと「ラットの体内でマウスの膵臓をつくり、移植しても大きな問題はなかった」という再生医療の技術の一つです :a7:
 
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何が新しいかというと!!
基本的に、現在行われている再生医療では、自分の細胞を用いています。
iPS細胞由来の移植手術で世界に先駆けて行った、理化学研究所の場合も患者様の細胞をもとにiPS細胞をつくり、それを目の組織の細胞にして移植しているんです!
 
 
自分の細胞を使うと拒絶反応が少なく移植が成功する可能性が高くなりますが、手術までに時間がかかるのが課題です。
他人の組織を移植するのであれば、すぐできる場合があり、拒絶反応が出る可能性があります。
 
そこで、今回の報告では、他の動物に移植用の臓器を作らせたり、他人のiPS細胞から移植用組織を作り移植されたことが報告されています。
この研究で、また一歩再生医療分野に進展があったということになります。
この研究でも重要なのは細胞を安全に培養する技術です。再生医療に興味のある方、細胞培養の実験を経験したい方、是非ハイテクを見てみてください 😛

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