ハイテク VOICE

graduate

スポーツ科学科 卒業

  • アスレティックトレーナー
  • 鍼灸師

愛場 将太 さん

スポーツ現場でトレーナーはトリートメントを求められる事が多いので、トータル的に選手をサポートするために医療資格は必要だと考えました。その中でも現場で幅広いサポートが出来る鍼灸師を選んで取得しました!

ラグビー界でアスレティックトレーナー(AT)として活躍する本校卒業生たちを紹介するシリーズ「Osaka HighTech Athletic Trainers in Rugby FootBall」。
早くも第3回目となりますが、今回登場していただくのは、ジャパンラグビートップリーグで奮闘する Honda HEAT チーフレーナーの愛場将太さんです!
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO−AT)資格と鍼灸師免許をお持ちです。
 
 
Q:まず、ラグビー界に携わるようになったきっかけを教えていただけますか?
 
JSPO−AT 資格と鍼灸師免許を取得した後、整形外科病院に勤めてリハビリテーションを担当していました。スポーツの現場にも出たいと思っていたタイミングで、大阪ハイテクから近鉄ライナーズのトレーナー職を紹介していただきラグビーに関わり始めました。近鉄ライナーズで8年間働いた後、昨年度のシーズンから今の Honda HEAT に移籍し2年目のシーズンになります。ラグビーに関わり始めて今年で10年目ということになります。
 
Q:もともとラグビー経験はあったんですか?
 
いえ、学生時代は野球をしていました。
 
Q:愛場さんが大阪ハイテクを卒業された頃には、まだ本校に鍼灸系学科はありませんでした。系列校とはいえ他校に進学して鍼灸師免許を取得した理由を教えてください。
 
JSPO−AT はスポーツ指導者の資格です。治療をすることは認められていません。でも実際はスポーツ現場でトレーナーはトリートメントを求められる事が多いのです。トータルに選手をサポートするために医療資格は必要だと考えました。その中でも現場で幅広いサポートが出来る鍼灸師を選んで取得したんです。
 
Q: Honda HEATでの仕事内容とやりがいを教えてください。
 
アスレティックリハビリテーション、テーピング、ケガの評価、コーチや S&C との円滑なコミュニケーションなど、ATに求められる内容全般を担当しています。トップリーグのトレーナーは ワールドラグビーが統括する ICIR(*1) レベル2資格などが求められます。よりラグビーに特化した専門的な知識や技術が必要になります。ATとしてはやりがいを感じる競技です。また、チームが勝った時などチームや応援してくださる企業の皆さんやファンのみなさん全員で感動を共有できる事に大きなやりがいを感じます。
 
(*1) Immediate Care In Rugby ラグビー競技に特化した救急処置の専門資格。
 
Q:これからのラグビー界におけるアスレティックトレーナーとしての役割をどうお考えですか?
 
競技力が上がり、競技人口も増える勢いを見せる日本ラグビー界の中で、この激しいスポーツをいかに安全に行うか、まだまだ考えていく必要があると思います。トップリーグでは HIA(*2)が導入されるなど安全面の強化が図られていますが、この意識が学生レベルまで広がるよう、様々な段階で我々のようなトレーナーが関わり、サポートする事が大切だと思います。
 
(*2) Head Injury Assessment 試合中に頭頸部の外傷が起こった場合、試合をサポートする専門ドクターがその選手を評価し、試合続行が可能かどうかを判断するシステム。
 
Q:ご自身が専門学校在学中に取り組んでいたこと、心掛けていたことを教えてください。
 
今学べる事を貪欲に学び、学んだ事を実施の現場で活かすことのできる機会を自ら作る事を大切にしていました。
 
Q:最後に、在学生やこれから勉強しようと思っている人にメッセージをお願いします。
 
とにかく現場(スポーツ・医療共に)での活動が成長につながります。インターンや現場実習に積極的に出て、たくさん挑戦し、たくさん失敗する事が大切だと思います。失敗を恐れず、前に進み続けてください!
 
 
まだまだ熾烈な争いが続くジャパンラグビートップリーグ!
Honda HEAT さんからはラグビー観戦の機会もいただいています。チームのそして愛場さんのますますの活躍を応援しています!ありがとうございました!

アスレティックトレーナー とは?

チームに帯同し、ドクターやコーチと協力しながらスポーツ選手の体調管理やケガの予防指導を行います。

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鍼灸師 とは?

鍼(はり)とお灸を用いて体の調子を整えます。スポーツ・美容・健康増進と、活躍の場がたくさんあります。

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