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高校で友達を作ろう!会話に使えるネタを理系っぽく解説してみた

みなさん、こんにちは。

バイオ・再生医療学科の和田です。

もうすぐ新学期が始まりますね!

新しいクラス、新しい友人、新しい先生…

仲のいい友達ができるか不安な方もいるのではないでしょうか!

 

そこで今回は、

日常会話の中で使える(かもしれない)理系のネタをご紹介します!

◎学校生活で使えるかも…!?

チョークの由来

イギリスのドーバー海峡周辺の壁を作っている分厚い地層を「チョーク (chalk) 」といいます。

主成分は「炭酸カルシウム(円石藻の化石)」で、これを日本語で「白亜」と呼んでいます。 ※円石藻は単細胞のプランクトンの一種

恐竜で有名な白亜紀の由来はここからきており、黒板に使う「チョーク」は「炭酸カルシウム」を用いていることもあり、この地層の名前に由来しています。

シャーペンの芯はなぜ折れやすいのか

シャー芯は黒鉛(グラファイト)と合成樹脂からできています。この黒鉛を構成しているのは炭素という物質で、ダイヤモンドと同じ成分。

シャーペンの芯は層状構造になっていて、横の衝撃に弱く、ちょっとした衝撃で折れやすいんです。

これを利用し、紙との摩擦で黒鉛が細かく砕け、それが紙に乗って線となって見えています。

シャーペンで書いた字を、消しゴムで消せる理由

消しゴムで字が消えるのは、実は「絡めとる」ことによって消えているんです。

消しゴムは合成樹脂や軟化剤などを混ぜ合わせて作られており、この混合によって「粘着性」が出ます。

この「粘着性」によって、「紙の上にのった黒鉛」をからめとるんですね。科学的な原因ではなく、物理的な現象だったというわけです。

マジックで書いたら、消しゴムで消せない理由

水性ペンやボールペンなどは、「インク(液体)」が紙などの繊維のすきまに広がり、液体が蒸発して乾燥することで色素だけが隙間に挟まって残ることで字を書きます。

黒鉛のように「乗っている」だけではないので、消しゴムでこすっても絡めとられず色が消えないんです。

フリクションペンだけ色が消える理由

ペンの先端についたゴムでこすると、色が消えるフリクションペン。

フリクションペンのインクは特殊な成分が混合されていて、この成分は温度によって組み合わせが変わり、60℃以上になると色が消えてしまいます。

なので、先端のゴムで擦ることで、摩擦熱が発生することで色を消していたんですね。逆に-10℃~-20℃に達すると元に戻るので色があらわれます。

消しゴムのように取り除いているわけではないため、温度を変化させると実は復元が可能!

フリクションペンを使ったときは、直射日光で高温にならないように気をつけよう。

日直必見、チョークを消すコツ

チョークは鉛筆と同じように、白い成分が静電気などにより黒板に残ることで文字を書いています。

やわらかい布でできた黒板消しで服と、チョークの粉が拭き取られて文字が消えるという仕組みです。

そのため消しにくい場合、黒板消しを動かす向きを変えたり、一度クリーナーで綺麗にしたり、強く押し付けずに軽く「シュッ」と動かしたりすることでより消しやすくなります。

◎日常生活シリーズよく感じること

トイレや洗面台の鏡で見た自分カッコよくない!?

ミラーエクスポージャーをご存じでしょうか。例えば摂食障害の症状の緩和のため、自身の体を鏡で見ることで、自分の姿を客観的に受け入れられるようにするというものです。

普段から鏡で反転した自身の顔を見続けていると、見慣れた左右反転の顔に違和感を感じなくなるので、カッコよく見えるんです。

学校の壁掛け時計が遅れている?

学校にある時計はクォーツ時計といって、水晶振動子で動いています。

これは1か月に数秒~数十秒ずれることがあり、学校の時計は壊れているわけではなく、ごく自然な現象なんです。

対して電波時計は、電波を受信して都度時刻を修正するのでズレることはないんですね。

日常会話でよく聞くアレ

今日は用事あるから光の速さで帰るわ!

光速は秒速30万kmです。まばたきをする時間はだいたい0.2秒、「今日は光の速さで速攻帰るわ!」といった友人は、

まばたきをする時間で地球一周したうえでブラジルまで帰ることができます。

家までなら0.00001秒で帰宅可能です。ちなみに音速を超えた時点でソニックブームが発生するので、家や友人、校舎は吹き飛ばされます。

授業めっちゃ長く感じるけど、終わってみたら一瞬に感じる

その瞬間は、多くの新しい情報を処理し続けるため、時間がゆっくりに感じられますが、

過去を振り返るときの情報は限られるので処理が少なく、あっという間のように感じます(ジャネーの法則みたいなイメージ)。

ちなみに映画やアニメでよくみる危機的状況で時間が引き延ばされる現象は「タキサイキア現象」といいます。

運命的な出会いを感じる

それはオキシトシンによるものかもしれません。

オキシトシンは幸せホルモンと呼ばれており、出産や子育ての際にも分泌されています。

これは穏やかな安らぎ、愛おしさ、一緒にいるだけで十分だという気持ちを持たせてくれます。

オキシトシンはスキンシップや感謝する気持ち、一緒にいて楽しいと思うとより分泌される傾向にあります。

好きな人にはちゃんと挨拶をして、どんどん話して一緒にいる時間を多くしましょう。

また、かわいい動物を眺めても分泌が促進されるので、アニマルカフェもおすすめです(笑)

そういえば日常生活の中で・・・

ゆでたまごの黄身の周り、ちょっと緑っぽくない?

生卵だと黄色いのに、ゆで卵にすると少し緑に見える、いわれてみればそんな気がしませんか?

これは、黄身に含まれる「鉄」と白身に含まれる「硫黄」が結合して「硫化鉄」という暗緑色の物質が表面にできるため。

温度が高く、ゆで時間が長いほど起きやすい反応です。

お風呂場の鏡がしろっぽい汚れで見えなくなる

水道水に含まれる「カルシウム」が乾燥しできる炭酸カルシウムが原因です。

これらがくっつくことで「ウロコ汚れ」になります。これはアルカリ性(塩基性)の汚れなので、酸性のクエン酸などで化学的に落とすことができますし、

物理的に研磨剤でも落とすことが可能です。頻繁に掃除して付着が薄いうちに処理ができれば、スポンジなどでも軽く落とすことができますよ!

おうちの手伝いにぜひ活用してくださいね。

蛍光灯(豆電球とか)は熱いのに、LEDは熱くならないのはなんで?

豆電球はフィラメントに電流を、蛍光灯は電圧をかけることで光を出すので、どちらも仕組み的に熱くなります(例えば白熱電球は2000℃以上)。

しかしLEDは、簡単にいえばエネルギーの大部分を光として利用することで、熱として放出されるエネルギー量がかなり少ないからです。

だからといって火傷したら危ないので触らないようにしましょう。

なぜ氷は水に浮くのか

同じ水の状態変化によって作られる「液体の水」と「固体の氷」。

密度は固体>液体>気体が基本で、この原理でいえば液体よりも重い固体は沈むはず。

もとの成分も同じなのに、氷が水に浮くのは不思議に感じませんか?

これは水が特殊な物質なため、凍らせることで逆に密度が下がるという特徴を持ちます。

なので、水よりも密度の低い氷は浮くんですね。このようなあべこべな性質をもった物質はほとんどありません。

いかがでしたか?

少しでも会話のネタになりそうなものがあれば、ぜひ友達やクラスメートとの会話に活かしてみてくださいね!

新しい友達ができるかどうかは、ちょっとしたきっかけから始まることが多いんです。

皆さんの楽しい学校生活がもっと充実しますように!

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