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【臨床工学技士科】 アメリカ研修報告!<最終日>

■ 研修・最終日 ■
少し遅くなりましたが、アメリカ研修の報告をいたします。
アメリカ研修からは10月28日に全員無事帰国しました。
今回は大学での研修3日目とディズニー観光の様子をお伝えしたいと思います。
研修最終日はロマリンダ大学メディカルセンターの臨床工学室を見学しました。
臨床工学室に入る前に、まずは、アメリカのME専門技術者制度について説明を受けました。
アメリカでの臨床工学は、完全に医療機器整備(MEの仕事)の専門と、医療機器操作(臨床の仕事)の専門に分かれており、医療機器整備(ME)専門の臨床工学技術者は白衣を着ていません。
日本では、「臨床工学技士」の資格では、「整備」と「操作」の両方の仕事に従事できますが、アメリカではME専門の技術者であっても「整備」と「操作」の資格が別々にあるとのことでした。
説明が終わり、いよいよ臨床工学室の見学です。
日本の病院の臨床工学室と同じく、部屋の中は医療機器でいっぱいでした。
まずは、医療機器整備(ME)の仕事の見学です。
人工呼吸装置の整備について説明を受けました。
人工呼吸装置は患者様の生命を預かる装置なので、毎回解体して点検をするそうです。
1回の解体にあたり36箇所のボルトを外したり、つけたりするのはかなり大変に思えました。

次に、医療機器操作の仕事を見学しました。
高気圧酸素機器や未熟児用の保育器について説明を受けました。
高気圧酸素機器は、病気に対して、高気圧にして酸素を取り込みやすくすることにより改善していく装置です。
保育器は、胎外の自然環境では生存が厳しい未熟児に対して生存可能な環境を与えることができる装置です。

その後、病院の屋上に設置してあるヘリポートを見せていただきました。
ヘリコプターはちょうど緊急出動で、飛び立っていったところでしたが、そこから見える景色は絶景で、さすが大学病院! :a13: と感じました。

そして最後に、医療ガスタンク緊急用発電装置を見学しました。
停電はいつどんな時に起こるかわからないため、備えが必要です。
この発電装置は、停電が発生してから10秒以内に発電が可能だそうです。

この日の夕方には修了式が行われ、その後アナハイムへと移動しました。

翌日はディズニーランドでの観光を満喫し、アメリカ研修のプログラムを締めくくりました。

1週間の海外研修は、文化や気候の違いを体験したり、アメリカの臨床工学についての見識を深めたり、とても充実したものでした。
この経験をこれからの学生生活に活かしていってもらいたいと思います :a6:
臨床工学技士科
藤江
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