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人の命と医療の安全を守るシゴト!

臨床工学技士が誕生して今年で29年目を迎え、臨床工学技士の免許取得者は全国で37,000人ほどになりました。名前が似ているものの業務の内容は異なる『臨床検査技師』が約19万人であるのに対して、臨床工学技士はまだまだ少ないのが現状で、日本の医療の世界ではまだ日の浅い医療職種の一つです!

臨床工学技士と臨床検査技師は、医療現場で重要な役割を果たす職種ですが、その仕事内容や専門分野には大きな違いがあります。
臨床検査技師は、主に患者の血液、尿、組織などの検体を分析し、病気の診断や治療のためのデータを提供します。具体的には、血液検査、尿検査、微生物検査、病理検査、生理機能検査(心電図、超音波など)を行います。これらの検査結果は、医師が診断や治療方針を決定する際に非常に重要な情報となります。また、臨床検査技師は採血も行うことができます。
一方、臨床工学技士は、医療機器の操作や保守管理を専門としています。人工呼吸器、血液透析装置、人工心肺装置などの高度な医療機器を操作し、患者の生命維持をサポートします。また、これらの機器が正常に動作するように定期的な点検や修理も行います。臨床工学技士は、手術室や集中治療室(ICU)、透析室などで働くことが多く、医療機器のスペシャリストとしての役割を担っています。
このように、臨床検査技師は「検査のプロフェッショナル」として、臨床工学技士は「医療機器のプロフェッショナル」として、それぞれ異なる専門知識と技術を持ち、医療現場で重要な役割を果たしています。どちらの職種も、医療チームの一員として患者の治療に貢献する点では共通していますが、そのアプローチや日々の業務内容には大きな違いがあります。

今回はその中でも臨床工学技士のお仕事を少し紹介したいと思います!

臨床工学技士は、生命維持管理装置という患者さんの命と直結した重要な医療機器の操作や保守点検が主な業務です。(臨床工学技士法 第2条)
なんだか難しそうだなぁと思うかもしれませんが、簡単に言うと、病院の中で機械を使った治療において、医療の安全と安心を患者さんに提供するというお仕事です!

皆さんはそんな臨床工学技士を病院の中で見たことがありますか?おそらく見たことがある人は少ないと思いますが、ただそれは単に『この人が臨床工学技士だ!』と気付いていないだけかもしれませんね☺

臨床工学技士は病院の中で、手術室や人工透析室、集中治療室などさまざまな場所で働いています。

↓ 手術室
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↓ 人工透析室
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↓ 集中治療室(ICU、NICU)
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現代の医療現場では、日々進化する高度な機器を使用して治療や診断が行われます。ということは、これからますます病院の中で臨床工学技士が必要とされ、需要もさらに高まるといえます!

臨床工学技士はこれからの医療の安全と安心をお届けするには無くてはならない存在になっていきます
このような将来性のある“臨床工学技士”をみなさんも目指してみませんか!!
興味を持たれた方は本校のオープンキャンパスへお気軽にお越し下さいね!

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臨床工学技士科 宮武・籔中

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