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「ES細胞」ミニ小腸作成に成功 移植に期待

ヒトのES細胞をつかって、ちゃんとした機能を備えた「ミニ小腸」を、国立成育医療研究センター研究所が作り出すことに成功しました!
すばらしいと思いませんか? :a7:
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6226997
 
実際のところES細胞やiPS細胞を利用した再生医療や移植医療の研究は、色々な研究機関で進められています。
iPS細胞から作った、眼の網膜組織の移植が理化学研究所を中心に行われ、
ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングという会社が移植用の皮膚組織を開発しています。では、今回は何が新しいのでしょうか? :a5: 
 
色々な組織の細胞に変わる(分化と言います)ことができるES細胞やiPS細胞なら、
培養していくことで心臓や肝臓などの臓器ができそうな印象ですね? :a11:
実はヒトの臓器や器官を移植用に作ることはとても難しいのです。
ヒトの臓器は1種類の細胞でできているわけではありません。
筋肉の塊のような心臓でも、必ず栄養分や酸素を届ける血管や情報を伝達する神経が必要です。
つまり、心筋と呼ばれる筋肉細胞以外にも血管を造る細胞や神経を造る細胞が必要になります。 :c6:
これらの色々な細胞を立体的にうまく配置できれば、心臓の形になるかもしれませんが、ただ混ぜて培養しただけでは、筋肉と血管と神経の細胞がごちゃ混ぜになった塊ができるだけかもしれません。
また、配置をうまく行わないと、血管からの栄養や酸素が届かないところができてしまったりして、正しく機能しなくなってしまいます。
 
小腸もとても複雑な形と機能を持っていて、簡単に造ることはできません。今回、上手に配置ができたところが画期的だったのです。
これで、小腸の移植や小腸の病気の解明や薬の開発が容易になります。 :a5: 
 
もうお分かりだと思いますが、ES細胞やiPS細胞を利用した再生医療や移植医療はまだまだ発展途上です。
つまり今後も色々な研究が世界中で進められ、細胞培養技術とバイオテクノロジー(遺伝子実験技術)の両方を身につけた人材はますます必要とされていきます! :a19:
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