アメリカ研修報告④ ～大学での研修２日目！～
ロマリンダ大学での研修２日目は実習を中心とした内容です！
午前中には『シミュレーションセンター』で３つのグループに分かれ、①成人の気道管理、②小児の気道管理、③スコープ（内視鏡）を用いた挿管方法についてレクチャーを受けました！センター内は最新鋭の設備が整っており、充実した実習環境で学生たちも興奮しながら実習を受けていましたよ！
お世話になった３名の先生は皆さん個性的で、ユーモアたっぷりの実習をして頂き、学生達は刺激を受けながら、とても楽しく勉強できていました。特にドラマの『コードブルー』さながらの服装をされており、ヘリコプターに搭乗して気管への挿管もされているとのことで、学生からも「かっこいいー！」と声が上がっていましたよ！
午後からは『透析センター』を見学し、日本との違いを実感することになりました。ロマリンダ大学病院の透析センターは、慢性期と急性期に分かれており、今回は慢性期の病棟を見学させて頂きました。アメリカには個人用透析装置しかなく、また腎臓移植までの橋渡しとして透析を行っているとのことでした。
しかし、臓器が日本より提供されやすいというアメリカでも、腎移植までの待機期間はおよそ８〜１０年はかかるとのことでした。透析中の患者さんにも直接お話を聞かせて頂いたり、透析時に針を刺す「シャント」と呼ばれる血管に触らせても頂いて、学生にはとてもいい経験になりました！
人体解剖実習も行い、大学で保管されている大切なご献体にも触れさせて頂きました。これまで教科書でしか見たことのなかった臓器の感触や重さ、神経・筋の走行などを実際に見て・感じて、理解を深めることができ、大変貴重な経験となりました！
大学での研修が終わった夕方には、大型アウトレットモールに立ち寄り、ショッピングと食事を摂りました。家族や友達へのお土産を買って、大きな荷物を抱えてバスに戻る学生もいましたよ！
いよいよ明日は３日間のロマリンダ大学での研修・最終日となります！研修後にはホテルで修了式を行い、夜にはディズニーランド観光が待っているアナハイムへ移動します！
またの報告をお楽しみに！！
臨床工学技士科 籔中（現地報告：加藤）
