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新型コロナウイルスワクチンはいつできる?!

2020年04月24日

生命工学技術科 バイオサイエンス専攻

ワクチンは接種することで体の中に病原体と戦う武器(抗体)を作らせる製剤です。

ワクチンの歴史は18世紀の天然痘ワクチンに始まり、

技術の進歩により効率的に作成できるようになっています

特にその中でもバイオ技術が大きな貢献をしています

 

簡単にウイルスに対するワクチン作成の流れを説明すると

①ウイルスの単離(原因となっているウイルスを見つけて分離すること)

②ウイルスの増幅

③ウイルスの無毒化

になります。

 

ウイルスを増幅する方法はいくつかありますが、

国内のインフルエンザワクチンでは

ニワトリの卵にインフルエンザウイルスを感染させて卵の中で増幅させています。

しかし、卵の準備等を考えるとワクチンを至急かつ大量に準備する事が困難になります。

そこで培養細胞にウイルスを感染させてウイルスを増幅させる技術がすでに確立され

いくつかのワクチンで実用化されており、今後主流の方法となると考えられています

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細胞培養技術だけでなくバイオサイエンスの技術をもちいてDNAワクチンという

新しいタイプのワクチンも開発されています

このDNAワクチンは病原体の一部分の設計図(DNA)からなるもので、

これを接種することで人の体の中で病原体の一部を作らせることができます。

これにより病原体のDNA配列が分かれば上記の①②③の行程すら省略することが可能になります。

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すでに新型コロナウイルスDNAワクチンそのものはできているようです

安全性やその効果を検証するために一般に使用されるまでには少し時間がかかるようです。

 

バイオサイエンスの技術をもちいてワクチンの作成が驚くほど効率的になろうとしています