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臨床工学技士の仕事内容

こんにちは☺臨床工学技士科の澤田です!

今回は臨床工学技士の業務の中で、最前線で活躍する医療機器の安全管理について紹介します♪

私は、臨床工学技士の中で医療機器管理を主業務とするME部門にも所属していました。

※ME (Medical Electronics)とは医用電子機器の略称で、その名の通り医療電子機器の保守管理を主業務としていました👍

 

そもそも、臨床工学技士とは何なのか?・・・簡単に言うと「病院にある医療機器を扱う仕事」をする国家資格取得者です。

 

病院には治療や手術などに使う医療機器がたくさんあります!

特に近年、医療機器が多種多様になってきたこともあり、それら医療機器の専門家として「医師の指示のもとに、生命維持管理装置の操作および、保守点検を行うことを業とする者」と定義される臨床工学技士が誕生しました。

 

生命維持管理装置とは・・・

①人工透析装置(腎臓の代わりを行う装置)

②人工呼吸器(呼吸の代わりを行う装置)

③人工心肺装置(心臓手術の際、心臓と肺の代わりを行う装置)

今新型コロナウィルスの治療で使われているECMO(エクモ)などをいいます。

それらの生命維持管理装置の他、点滴や注射薬の持続注入に使用する輸液ポンプやシリンジポンプ。

医療のドラマなどでも心臓が止まったときにカウンターショックなどの名で出てくる除細動器。

手術室内の様々な装置など病院の規模や特性にもよりますが数百から数千台という医療機器の保守管理を臨床工学技士は担当します。

 

これだけの医療機器の保守管理業務を行うためには、業務のシステム作りが重要となります❕

 

医療機器の保守管理は臨床工学技士の歴史とともに30年を超えます。

そして現在も保守管理の在り方は常に進化しており、その内容は施設毎に工夫されています!

常に管理の方法も合理化され、一か所に機器を揃えておく中央管理などといった集中管理などの手法を取り、医療機器の保守・管理に携わっています。

 

具体的には、コンピューターによるバーコード管理などで機器の貸し出し確認や定期的なメンテナンスと点検を行い、医療機器の性能を維持します。

また医療機器の使われている状況などを現場に足を運び確認します!

その際に発見した操作上の問題点、注意点などを関連部署に通達したり、勉強会を開催するなど医療安全レベルの向上に努めています✨

 

「医療機器の性能と安全を縁の下で支え、人と医療機器を結ぶ」-その思いで私達、臨床工学技士は働いています。

 

臨床工学技士科 夜間部 澤田

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