AI(人工知能)も活躍する「東京オリンピック」
いよいよ「東京オリンピック2020」開幕しましたね!
オリンピックは言わずと知れた世界的なスポーツの祭典で、スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的としています。
そのスポーツのイメージに対して意外と思われるかもしれませんが、東京オリンピックにはAI(人工知能)やITを活用した最新のテクノロジーが取り入れられています✌
例えば、オリンピックに参加する大会関係者が開催期間中毎日関わるのが、AI(人工知能)を活用した「顔認証システム」です。
開発したのはNECで、米国国立標準技術研究所(NIST)が実施したテストで第1位を獲得👏
その精度は1,200万人分の静止画の認証エラー率が0.5%という性能です。
大会期間中、参加する約30万人の大会関係者の本人確認に導入されます。
次に紹介するのが富士通の採点「支援システム」です。
日々難易度があがり難しくなる演技ですが、現在最高難度はなんと「I」難度!(ウルトラCなんて死語どころの話ではないですね)
年々、複雑になり誤審につながりやすい判定をサポートするのが、この採点システムです。
3Dレーザーセンサーを活用して競技者の動きをセンシングし、競技者の骨格の位置を推定、手足の位置や関節の曲がり具合を導き出します。
さらに、データベース化された技の動きから、AIを用いて判定処理を行うという仕組みです。他の競技にも応用できそうですね!😊
また、選手村ではトヨタ自動車の「自動運転車 e-Palette」が走ります。
センサーで全方向の障害物を常に検知し、周囲の状況に応じて運転操作を行います。
最新の自動運転制御技術、インターネットとつながるコネクテッド技術、そして環境に配慮したEV。次世代のモビリティーをイメージできますね🙌
ITの技術を利用するのは大会関係者だけではありません。個々の参加選手も様々なIT機器を活用します。卓球の石川佳純選手はシスコが提供する「動画視聴アプリ」を活用しています。
この「動画視聴アプリ」は、実際の試合映像から「相手の打ち方・返し方、ラリーのコース、ボールの落下点など」をデータ入力。
タブレット端末上で過去のライバル選手の試合を自由に視聴できたり、「データ分析」もしてくれて、試合に向けての戦略も立てられる!石川選手ともどもこの夏も活躍すること間違いないテクノロジーです✨
オリンピックの試合映像ではなかなか伺い知れませんが、最新のテクノロジーが世界最高のイベントを支えています👍