なんで赤くなる?「紅葉」の仕組みをバイオ目線で解説
こんにちは、バイオ・再生医療学科の古谷です。
朝と夜が冷え込む日が続き、秋がやってきたなと感じるようになりましたね!
秋の名物の一つである『紅葉』🍂
夏までは青々としていましたが、秋になると一気に赤く色づくあの現象ですが、葉っぱの中で何が起きているのかご存じでしょうか???
今回はバイオ的な目線で解説しちゃいます✨
紅葉の仕組み
葉っぱは「クロロフィル」という光合成をおこなうものがたくさんあることによって緑色に見えています。
ですが寒さや太陽の当たる時間などいろいろな条件によってクロロフィルは分解されていきます。
緑色が減ったことで今まで見えていなかった黄色の成分「カロチノイド」がよく見えるようになり、葉が黄色くなります。
また、赤い葉のものもありますね。
赤色はクロロフィルが分解されながらアントシアニンが新しく生成されることによってあらわれます。
これらの紅葉の現象は秋から冬にかけて日照時間が減り光合成で得られるエネルギーの量が減ることで、葉っぱを維持するエネルギーの方がたくさん必要になってしまったときに起きると考えられています。
紅葉について色の原理こそ解明していますがまだまだ分からないことが多く、これからも新たな発見があるかもしれません…!
普段何気なく見ている景色も少し知識が増えると、とても広い世界が広がっていると思いませんか?
植物や生き物の仕組み、細胞の働きなどについて世界を少しひろげてみたい!興味がある!そんな方はバイオ再生医療学科で一緒に学んでみませんか?
ぜひ一度オープンキャンパスにお越しください!
〈参考資料〉
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/23/11/23_11_701/_pdf/-char/ja
https://global.canon/ja/technology/kids/mystery/m_01_15.html