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臨床工学技士の仕事~血液浄化療法~

皆さん、こんにちは😀

今、臨床工学技士は、呼吸治療業務、人工心肺業務、血液浄化業務、手術室業務集中治療業務、心・血管カテーテル業務、高気圧酸素治療業務、ペースメーカ業務、保守点検関連業務など多様であり、年々業務範囲が広がっています😁

今回はその中で、臨床工学技士が従事する、血液浄化療法業務についてご紹介させていただきます👍

血液浄化療法とは

血液浄化療法とは患者さん血液の中にある病気の原因となる有害な物質を取り除いたり、必要な物質を補充したりする治療法です。

血液浄化療法の中で最も多い治療法は人工透析という方法です。人工透析とは、腎臓の働きが悪くなり、尿を体外に排出できなくなってしまわれた慢性腎不全の患者さんに対する治療法です。

臨床工学技士と人工透析

臨床工学技士は人工透析装置の操作だけでなく、機器の保守点検や、人工透析に使用される薬剤の作成や、治療器材の選択や治療条件の設定なども行います。

また、患者さんの状態は常に変化していきますので、多くの施設で血液検査やレントゲン検査などのデータも臨床工学技士が管理し、患者さんの食事や生活に対するアドバイスなども行い、医師や看護師とともに治療にあたっています。

人工透析治療は、救命というより患者さんの生活を支える仕事となります。そのため、患者さんと近い距離にあり、直接患者さんから、「ありがとう」の言葉をいただける仕事です。

人工透析以外の血液浄化療法

潰瘍性大腸炎などには白血球除去療法
免疫疾患や肝疾患では各種血漿交換療法
肝がんや肝硬変などでお腹に水が溜まった状態にある患者さんには腹水濾過濃縮再静注法

などの治療法があります。

それらの特殊な血液浄化療法も臨床工学技士が主体となって実施している病院もあります。

 

これらの特殊な血液浄化療法の設定や操作は臨床工学技士の腕の見せ所でもありますね。

1日、1週間、1か月という短い期間だけではなく、1年後、5年後、10年後、何十年後もの患者さんの笑顔を守るために、今日も多くの臨床工学技士が人工透析室で頑張っています。

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