桜の花はなぜ4月上旬に咲くの?~積算温度について~
みなさん、こんにちは!
小学校、中学校、高校、専門学校等では入学式を迎え、
満開の桜の下、期待いっぱいの新生活が始まったことと思います🌸
でもみなさん、疑問に思いませんか?
桜はなぜ入学式の時期に必ず満開になるのでしょうか
今回は桜の開花に関係する「積算温度」についてご紹介します😁👍
「積算温度」とは
植物とくに農作物の生育に要する熱量を表す目安の一つ。
生育日数の各日の平均気温の積算値で表す。(コトバンクより)
つまり、特定の期間の毎日の気温を足し算していけば、自ずと開花時期が判断できるというものです!
例えば、有名な桜「ソメイヨシノ」の場合は
最高気温の合計数(積算温度)が600度になると開花すると言われています。
桜が休眠から覚醒するためには冬の寒さが必要だったりと、植物と気温は密接な関係にあります。
気象庁などはこういった条件をもとに予測を行っているんですね🤔
また、日本のソメイヨシノは元となった1本のソメイヨシノのクローンです。
設計図であるDNAが全く同じのため、全国規模では平均気温によって多少の開花時期の誤差はありますが、
同じようなタイミングで咲き誇るのです。
桜の他にも、みなさんが普段食べている野菜の成長にも積算温度が関係しており
・トマトは開花後、積算温度1100~1200度で完熟
・イチゴは開花後、積算温度800~900度で完熟
・キュウリは開花後、積算温度200~300度で食べごろ といった具合です。
(ハベスタhttps://harvest-timer.com/temperature/)
このようなデータや条件は、毎日綿密にデータを取り研究することで明らかになります。
積算温度についても日々研究が重ねられており、より詳細な条件等が検討されています。
バイオ・再生医療学科では3年次に、1年間を通して「卒業研究」を行います!
今回の内容のような植物に関する研究を行う学生も多くいます👩🔬
もし、高校生でこういった分野に興味がある人はぜひ一度お話を聞いてみませんか😉✨
ぜひ、オープンキャンパスでお待ちしています!