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臨床工学技士科夜間部1年生の基礎医学実習にお邪魔しました!

今回から2回にかけて、夜間部1年生の授業風景をお伝えしようと思います!


夜間部1年生では、後期から工学・医学系の基礎科目の実習が始まり、講義で習った内容をより深める内容になっています!

今回は、その中でも医学にまつわる実習にお邪魔したので、その内容と風景を一部お伝えしていきます💨

今回の実習テーマはオシッコです!

私たちが生活をするとき、平均して一日三回の食事をとったり、それ以外の時間にも水分をとったりしています。含んだ水分は体内に取り込まれるものと、取り込まれずにオシッコとして捨てるものに分かれます。

取り込まれる水分と捨てる水分を分けるときに活躍するのが腎臓です!

その腎臓がきちんと機能しているかどうかを見極めるときに実施するのが尿検査です。

この尿検査は、私たち臨床工学技士が行う場合もあります😲

腎臓が機能しているかどうかを判断するときだけでなく、腎臓の機能の代わりを担う「血液透析装置」を使っているときにも使用します。

透析クリニックでは一週間に2~3回透析患者さんがこの装置を使いに来ていて、きれいな尿になっているかどうかを見極めるときにもこの尿検査は欠かせない存在となります。

尿検査の流れ🧐

それでは、実際に授業の風景も入れながら、尿検査の流れを眺めていってみましょう!

まず初めに見た目で判断をします👀

専用のコップに尿を取り出し、尿が濁っているかどうかを見ます。

専用のコップの底には縞々の丸が書かれています!それがきれいに見えていれば正常、少しでも点々とかけていれば濁っていることになります。泡立っていれば、たんぱく質が尿の中に混ざっていることになります。

次に、尿のも確認します🧐

尿の色が緑色に近づけば近づくほど脱水症状であるかどうかわかりますし、赤みがあれば尿を出すときにどこかで血🩸が出ていることになります。

さらに匂いも確認します!

尿を取り出す数時間前にニンニク料理を食べていれば、この尿もニンニクの匂いがするんですよ😆

精密に結果を知るためには、顕微鏡や専用の用紙を使ったりします。

顕微鏡を使えば尿中に含まれる成分を細かく見ることができますが、今回は専用の用紙を使った検査について触れていきます。

あらかじめ尿を採り溜めたコップにこの用紙を浸し、取り出して眺めてみましょう。

 

浸す前の用紙と、浸した後の用紙を見比べると、明らかに色が変わっているのがわかりますよね?

例えば、浸す前は鮮やかだったオレンジ色も、浸した後は緑色に変わっています。これによって、尿のpHという項目がやや数値が上がったことが確認でき、尿が酸性かアルカリ性のどちらに偏っているのか判断できます!ほかにも、糖という項目もあり、糖の値が高くなると糖尿病であるかどうかの判断材料にもつながっていきます。

基礎医学実習では、ほかにも手指の消毒の仕方や、血液がなぜ固まるか、といった実験実習も行います。

これらの実習内容は現場でも必要となりますので、学生の皆さんも楽しく授業に取り組んでました!

ぜひとも習得してもらって、卒業後、信頼のある技師としての活躍を願っています!

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