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【鍼灸スポーツ学科】令和5年度が間もなく終了!そして来年度へ

2024年2月24日(土)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT、AT)実技試験が終了しました。受験したのは理論試験に合格した者だけですが、鍼灸スポーツ学科はもとよりスポーツ科学科、そして柔道整復スポーツ学科の受験生たちは、協力しながら準備を進めてきました。試験に合格するところを目標にするのではなく、現場での自分の仕事を見据えることの重要性はみな理解していました。

翌25日(日)は、はり師・きゅう師国家試験でした。鍼灸スポーツ学科の学生にとっては連日の大きな資格試験でしたが、この状況を嘆く必要はありませんでした。それに見合う準備を怠りなく進めていれば怖くないのです。ATや鍼灸師として現場で働く際には、専門知識や技術が当然必要です。ただそれだけでは仕事はできません。目標を定め、そこに到達するための段取りを組み、計画的にことを進める。もし問題が起きてもそれを解決し、計画を改善しながらことにあたる能力が何より重要です。ずっと先を意識しながら、少し先にも目を落とし、その上で今取り組むことに注力する。想像力と創造性を必要とするこんな感覚が必要なのです!

ともあれ、これで鍼灸スポーツ学科3年間の歩みは一段落。おつかれさまでした。社会人としての仕事が始まるまでのわずかな時間は、しばしゆったりと過ごせることでしょう。解決すべき問題を残している人はもうひと踏ん張りですね!

3年生が実技試験の仕上げをする傍ら、2年生の来年度受験への取り組みはすでに始まっています。2月初めにガイダンスと実力テストを終え対策授業がスタートしています。自由参加なので受験希望者全員が参加しているわけではありません。ただ最後までたどり着く学生は、この春休み期間の重要性を理解しているはずです。安易に楽な方を選択し、やるべきことを先送りにするようでは、己の適正を見つめ直す必要があります。

実は1年生も解剖学補講という形で対策授業がスタートしています。2年生で取り組むスポーツ傷害やコンディショニング、アスレティックリハビリテーションを現場で使いこなせるように習得するためには、解剖学や生理学といった基礎医学の知識が不可欠です。これ抜きには白地図を頼りに目的地に到達しようとするも同然です。解剖学や生理学の知識習得は、将来の仕事に活かせる詳細な地図を手に入れるということなのです。

社会人である我々指導者側も、多忙な日々の中でそんな当たり前のことを忘れがちにならないよう気持ちを引き締めておく必要があります。そして共に歩んだ学生たちがスポーツ現場や臨床現場に出る頃には、アスリートのお手本になるような生き方を示せる存在、ケガに苦しみ痛みに悩む患者さんの心をもサポートできるような存在になっていることを願います。毎年そんなことを考えながら、我々は次の年度へ歩みを進めていくのです。

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