【5分で図解】遺伝の仕組みとは?DNAとメンデルの法則をやさしく解説
目次
【5分でわかる】遺伝とは?DNAとメンデルの法則をやさしく解説
生物の体はどのように親から子へ受け継がれるのでしょうか?
この記事では、
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遺伝とは何か
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DNAとは何か
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メンデルの法則
をわかりやすく解説します。

1 遺伝とは
親から子へ形質(特徴)が受け継がれることを遺伝といいます。
Point 1 形質とは?
形質とは、生物がもつあらゆる特徴のことです。
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目の色
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髪の毛の質
といった目で見てわかる特徴(これを表現型といいます)だけでなく、
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病気のなりやすさ
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体質
なども形質に含まれます。
血液型(A・B・AB・O型)も、両親から遺伝によって受け継がれた形質の一つです。

2 遺伝の正体は「DNA」
DNAとは、生物の設計図です。
DNAは、塩基と呼ばれる
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アデニン(A)
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チミン(T)
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グアニン(G)
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シトシン(C)
という4種類の文字が、約60億個つながってできています。
この長いDNAが小さく折りたたまれた構造を染色体といいます。
人間の体細胞には、染色体が2本で1セット × 23組 = 合計46本含まれています。
ちなみに「遺伝子」とは、
タンパク質をつくるために必要な情報の1単位のことです。
人間はおよそ約2万個の遺伝子をもっています。

3 遺伝のルールを発見した偉人
グレゴール・メンデルとその法則
19世紀、グレゴール・メンデルはエンドウ豆を使った実験から、遺伝の法則を明らかにしました。
これをメンデルの法則といいます。

① 優性の法則
エンドウ豆には、
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色が「黄色」か「緑」
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形が「丸」か「しわ」
のように、どちらか一方だけが現れる性質があります。
このような関係を対立形質といいます。
子どもは親からそれぞれ1つずつ遺伝子を受け取ります。
2種類の遺伝子を同時にもらった場合、どちらか一方の形質だけが見た目に現れます。
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見た目に現れる性質を 顕性(けんせい)…大文字で表す(エンドウの緑色:A)
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表に出ず隠れる性質を 潜性(せんせい)…小文字で表す(エンドウの黄色:a)
といいます。

例:
顕性「緑色(AA)」と潜性「黄色(aa)」を掛け合わせると、
子(Aa)はすべて緑色になります。
② 分離の法則
対になっている対立遺伝子は、減数分裂のときに2つに分かれます。

たとえば「Aa」という遺伝子をもつ個体は、
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A
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a
の2種類の生殖細胞をつくります。
例:
緑色のエンドウ(Aa)同士を掛け合わせると、
A(緑)とa(黄)の組み合わせから、
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AA × 1…緑
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Aa × 2…緑
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aa × 1…黄
ができ、表現型の比は 3:1 になります。
③ 独立の法則
今までは1種類の形質に対する遺伝の話でしたが、
これは「色」と「形」のように2種類以上の遺伝を同時に考えるための法則です。
まず異なる形質の遺伝子は、互いに影響せず独立して分かれます。
たとえば AaBb(緑色で丸) の場合、
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色:A(緑) または a(黄)
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形:B(丸) または b(しわ)
色に関する形質、形に関する形質それぞれ別に遺伝されるため、
生殖細胞は
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AB
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Ab
-
aB
-
ab
の4種類になります。

それぞれの親から4種類のうちの1種類が遺伝されるため、全部で4種類×4種類の16通り、
その結果、表現型は 緑丸:緑しわ:黄丸:黄しわ=9:3:3:1 という比になります。
組み合わせ一覧
| AB | Ab | aB | ab | |
|---|---|---|---|---|
| AB | AABB | AAbB | aABB | aAbB |
| Ab | AABb | AAbb | aABb | aAbb |
| aB | AaBB | AAbB | aaBB | aabB |
| ab | AaBb | Aabb | aaBb | aabb |
表現型の分類

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AABB、AABb、AaBB、AaBb、AAbB、aABB、aABb、aAbB、aAbB:緑色で丸
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AAbb、Aabb、aAbb:緑色でしわ
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aaBB、aaBb、aaBb:黄色で丸
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aabb:黄色でしわ
まとめ
遺伝とは、DNAという設計図がわかれ、組み合わさって伝わる現象です。
メンデルの法則は、そのルールを整理したものなのです。
※画像は全てイメージ画像であり、生成AIによって出力されています。
