新しい薬・バイオ医薬品!~バイオ技術者のお仕事もご紹介!~
こんにちは!バイオ再生医療学科教員です☺
突然ですが皆さんは世界で一番高い薬を知っていますか??
日本の国内の医薬品の値段(薬価)のランキングはこちらです↓
(※医薬品名のカッコ内は医薬品の対象となる疾患の一例です)
薬価の高いランキング順に並べると上から10位まですべてバイオ医薬品なんです👀
こんなにたくさんのバイオ医薬品が並ぶのはスゴイですよね!!
2023年8月23日、日本で新しく遺伝性網膜ジストロフィーの遺伝子治療薬「ルクスターナ」(ボレチゲン ネパルボベク)という薬の薬価(お薬の値段)が決まりました!
ルクスターナは片目の治療に必要な1瓶当たり4960万226円で、両目の治療に約1億円かかります
この薬は日本で二番目に高額な薬として厚生労働省から承認されました✨
ちなみに一番初めに質問した世界で一番高い薬は先ほどのランキングと同じく
「ゾルゲンスマ」です!
(ちなみにアメリカでの値段は約2億3000万円です!)
金額も勢いもスゴイ!そんなお薬ですがですが皆さんはバイオ医薬品がどんなものかご存じですか?
今回はバイオ医薬品についてご紹介!!
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そもそもバイオ医薬品って?
医薬品を大きく分けると低分子医薬品(今までも使われてきている一般的な薬)とバイオ医薬品に二分されます。
金額の違いだけでなく薬としての分子の大きさや構造など今までの薬とはかなりの違いがあります↓
自転車と飛行機となると大きさも複雑さもとんでもなく違いますよね…!!!
また製造方法も大きく違います!
細かく言えばもっとたくさんの違いはありますが今はここまで!
(もっと詳しく知りたい!という人はハイテクに遊びに来てね♪)
こんなバイオ医薬品ですが体の中での働き方もいくつかあります!
足りないものを補ったり、疾患に対して特異的に働くことで今まで治療の難しかった疾患にも対応できるようになり、また特異的に働くという特徴から副作用も少ないというポイントがあります!!
今までの薬と比較するといいところばかりのように思えますがそうではない面もあります…
デメリットとしては
・開発費が高額
・生物を使用しての製造のため不均一性
このデメリットの一つである不均一性に関して重要なカギを握るのが「バイオ技術者」です!
バイオ医薬品の開発や製造の現場で活躍していますが、
どれだけ正確にそして効率的に技術を扱えるかで薬の製造のクオリティーが変わってきます(._.)
バイオ技術者のお仕事であるバイオ医薬品の開発・製造は
薬剤師さんとはまた違った形での医薬品にかかわるお仕事です!
少しでも気になったり仕事内容の体験をしてみたい!という場合は大阪ハイテクのバイオ・再生医療学科に話を聞きに来てください✨