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    中前先生の共同研究論文が国際英文学術誌RPTに掲載!CT・MRIの安全を支える研究

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    みなさん、こんにちは!

    大阪ハイテクノロジー専門学校 診療放射線技師学科です。

    今回は、診療放射線技師学科の中前光弘先生が共同研究者として参加した研究成果をご紹介します!

    中前先生が前職のりんくう総合医療センター在籍時に参画した研究論文が、放射線技術・医学物理分野の国際英文学術誌「Radiological Physics and Technology(RPT)」に掲載されました。

    掲載された論文

    英語タイトル
    Standardizing patient safety information for CT and MRI examinations: development of standard candidate items with HL7 FHIR mapping

    日本語で表すと
    「CT・MRI検査における患者安全情報の標準化―HL7 FHIRとの対応づけによる標準候補項目の開発―」という内容です。

    日本の医療機関を対象に行われた調査・研究の成果が、英語論文として世界へ発信されています。

    この研究のポイントを分かりやすく紹介!

    • 日本全国の4,274医療機関を対象にアンケートを実施
    • 782施設から回答を取得
    • CT・MRI検査で多くの施設が利用している10項目を「標準候補」として抽出
    • 10項目すべてをHL7 FHIR R4の情報単位へ概念的に対応づけ
    • 将来の情報共有やシステム連携に向けた基礎を提示

    ここからは、研究内容を高校生の皆さんにも伝わるように解説していきます。

    どんな研究をしたの?

    今回の研究テーマをひとことで表すと、

    CT・MRI検査を安全に行うために必要な患者情報を、医療機関やシステムの違いを越えて活用しやすくするための研究

    です。

    CTやMRIの検査では、患者さんの状態に応じて、事前に確認しなければならない情報があります。

    たとえば、次のような情報です。

    • 造影剤や薬剤に対するアレルギー
    • 腎機能を確認するためのクレアチニンやeGFR
    • 感染症に関する情報
    • ペースメーカーやICDなどの植込み型医療機器
    • 体内に金属が入っているかどうか

    造影剤を使用するCT検査では、アレルギー歴や腎機能の確認が重要です。またMRI検査では、強い磁場を使用するため、植込み型医療機器や体内金属に関する確認が欠かせません。

    こうした情報を適切に確認することが、安全な検査につながります。

    しかし、実際には医療機関や情報システムによって、管理している項目や記録方法が異なります。

    そこで共同研究チームは、全国の医療機関でどのような情報が使われているのかを調査し、多くの施設で共通して利用されている項目を整理しました。

    全国4,274施設を対象に調査

    研究では、2024年4月、放射線検査のオーダリングシステムを導入している日本全国の4,274医療機関を対象にアンケート調査を実施しました。

    回答が得られたのは782施設で、回答率は18.3%です。

    調査では、検査目的や病名、検査部位をはじめ、造影剤の安全管理、MRIの安全管理などに関する情報が、電子カルテや放射線情報システムでどのように管理されているかを確認しました。

    その結果、80%以上の施設で利用されていた次の10項目が、「標準候補」として抽出されました。

    1. 検査目的
    2. 病名
    3. 検査部位
    4. 造影剤アレルギー
    5. クレアチニン
    6. eGFR
    7. 感染症
    8. 薬剤アレルギー
    9. ペースメーカー・ICD
    10. 体内金属

    ※ペースメーカー・ICDと体内金属については、MRIを導入している638施設を対象とした結果です。

    医療情報の「共通言語」となるHL7 FHIR

    今回の研究で重要なキーワードとなるのが、HL7 FHIRです。

    HL7 FHIRは、異なる医療情報システムの間で、電子的な医療情報を交換しやすくするための国際的な標準規格です。

    医療機関ごとに情報の名称や保存方法が異なると、別のシステムへ情報を正しく伝えることが難しくなります。

    HL7 FHIRは、患者情報を一定のルールに沿って整理することで、異なるシステム同士が情報を理解しやすくする、いわば医療情報の共通言語のような役割を担います。

    今回の研究では、抽出された10項目すべてが、HL7 FHIR R4のどの情報単位に対応するかを概念的に整理できることが示されました。

    これは、将来的に医療機関や使用するシステムが変わっても、検査に必要な患者情報を適切に共有・活用できる環境を考えるうえで、重要な基礎となる成果です。

    研究経験を持つ先生から学べる環境

    今回の論文は、中前先生が前職のりんくう総合医療センター在籍時に、共同研究者の一人として参画した研究成果です。

    現在は、その経験を持つ中前先生が、大阪ハイテクノロジー専門学校の専任教員として学生の指導にあたっています。

    診療放射線技師を目指す学生にとって、学校で学ぶ知識が実際の医療現場でどのように使われているのかを知ることは、とても大切です。

    中前先生は、これまでの臨床経験に加え、医療情報や画像情報に関する研究で培った知識・経験も、日々の授業や学生指導に生かしています。

    医療現場で働いた経験を持ち、さらに現場の課題を研究として深く追究してきた先生から学べること。

    これも、大阪ハイテクノロジー専門学校で学ぶ魅力の一つです。

    教員も学び続ける大阪ハイテク

    医療は日々進歩しています。

    新しい医療機器や撮影技術だけでなく、AIや医療情報システムなど、診療放射線技師に求められる知識も広がっています。

    だからこそ大阪ハイテクでは、教員自身も臨床経験や研究、学会活動などを通して学び続け、その経験を学生への教育につなげています。

    今回のRPT誌への共同研究論文掲載も、その一例です。

    進学先を選ぶときは、設備やカリキュラムだけでなく、「どのような経験を持つ先生から学べるのか」にも、ぜひ注目してみてください。

    診療放射線技師の仕事や医療情報について興味を持った皆さんは、大阪ハイテクのオープンキャンパスへお越しください!

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    皆さんのご参加をお待ちしています!

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