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【柔道整復スポーツ科学科】 学外実習で実践力を身につけよう☆その2 ~ベンチデビュー!~

ゴールデンウィークも終わり、高校生のみなさんは3年間の集大成としての総体を迎えていることでしょう。
最後のラストスパートで全力を出し切ってくださいね!
アスレティックトレーナーを目指す、柔道整復スポーツ学科3年のTさんのトレーナー実習レポート《第2弾》をお届けしたいと思います!
前回のブログは★こちらから★
 
5月10日から、「女子バスケットボール部 兵庫県高校総体」 1回戦が神戸市を中心に始まっています。
現在3回戦まで進んでおり、兵庫県150チームのベスト32は決定しています。
もちろん学生トレーナーとしても3年生のTさんの集大成となります。今まで練習試合での試合前、試合中、試合後の動きは何度も経験していますが、公式戦のベンチに入るということは、緊張感が違います。
↓は前日のやりとり。
Tさん「緊張します」。
先生「選手をいつもどおりに送り出すトレーナーが緊張しててどうするの?いつもどおりで」
Tさん「明日のテーピング練習します。見てください」
とイメージトレーニングを開始。土日の試合に向けて、金曜日は夜遅くまでテーピング練習を繰り返していました。


トレーナーは栄養のアドバイスもおこないます。スポーツ栄養学で学んだ知識を活用して、試合時のタイムスケジュールを作成し、高校生に伝えます。試合が始まる時間から逆算した朝ごはんのタイミング、捕食のタイミングなど内容は盛りだくさん!
《↓はタイムスケジュールのメモです。こまかい~!》

 
今回は1日に2試合ある日もあるため、2日で3試合に勝たなければならず、スタミナ回復と疲労回復が必要です。
次の日の準備として「疲労回復を早めるために、運動後30分以内に100%オレンジジュースでビタミンCを補給!」
「糖質補給のためにおにぎりを食べましょう!」と実践指導していきます。
選手もしっかり準備をしてくれて、2人3脚のタッグが完成する瞬間です。

 
総体2日目、Tさんは実践デビューということで監督の先生からこんな課題をもらいました。
「チームトレーナーは1人だという状況をイメージして、1人ですべてやってみよう。困ったときは助けるから。」
頼りになるお言葉をいただき、公式戦ベンチに緊張の面持ちで座りました

もともとTさんはサッカー部のマネージャーをしていて、バスケットは未経験。しかも自身が体育の授業でバスケをしたときに「前十字靭帯断裂(ぜんじゅうじじんたいだんれつ)」しました。よって、最初は「バスケはこわいもの」という思いがありました。
しかし、一生懸命頑張る高校生と接するうちに、1人しかいない3年生の選手と、トレーナーチームのリーダーとしての自分を重ねて考えるようになりました。

「勝つための準備をしよう」を合言葉に、自分の時間を犠牲にして選手に尽くす姿は、トレーナーとしての素質を感じます。
学生トレーナーは自分のために勉強して、自分のために技術を磨くのではなく、やはり、選手のため、困っている患者さんのための力になりたいという気持ちが大切。そうすることで必要とされる人材になっていくと思います。
選手も勝つために一生懸命ですが、それを支えるトレーナーがどこまで力を出せるか・出し切れるかで、チームの勝ちを引き寄せる力になっている気がします。
さあ、今回彼女が書いた実習レポートは以下の画像のとおり。やはり熱い!想いがこもったレポートです。

 
高校生は勉強とクラブの両立を図っていますので、学生トレーナーも勉強と実習を両立してもらいたいと思います!
目の前の課題を何とかしたいという気持ちは選手もトレーナーも同じ :c11:
さぁ、近畿大会を目指して、格上のチームに食らいついていきましょう!

先日は、この3年生のトレーナー活動の集大成をみるために1年生が見学実習にきました。
2年後にはこうなっているはず・・・という姿を見ることで、「先輩みたいになりたい!」と動き出してくれることでしょう。
こちらもしっかり見守りたいと思います!
 
柔道整復スポーツ学科 : 井上
 
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