大阪ハイテクノロジー専門学校の学生が朝日新聞の声の欄に掲載されました。
大阪ハイテクノロジー専門学校の学生が朝日新聞の声の欄に掲載されました。
日本語学科に在籍するX・Jさんが書いた作文が、7月2日の朝日新聞の声の欄に掲載されました。作文の授業で、「自粛生活で気づいたこと」について投稿したところ、採用していただきました。
こちらがその記事の内容です。
「留学生活 自炊で知った親の愛」
留学先の日本で、新型コロナによる突然の緊急事態宣言。買い物やバイトにも行け、中国と違ってそんなに大変とは感じなかったが、昼食には困った。学生寮の食事は朝夕のみ。外食はリスクが大きく、自分で作ることにした。
料理経験がないので、簡単な焼き飯や焼きそばから始めた。上海にいる父は元コック。ビデオ通話で調理法を教わり、2か月後にはパイナップル入りチャーハンなど手の込んだ品もできるようになった。料理の腕が上がるにつれ、スーパーに行く前に食材の購入計画、栄養のバランスまで考えるようになった。父母と3人で食卓を囲んでいた少年時代の幸せな気持ちを思い出した。
父は仕事の合間に帰宅、調理していたから、今の私よりもっと大変なはずだ。自分で台所に立たなければ、気づかなかった。看護師をしている母の苦労も、コロナ禍を通じて理解した。両親に上海料理「シイタケとミンチの甘辛炒め」を作って驚かせたい。(2020/7/2 朝日新聞・声の欄)
日本語学科の学生は、学校の近くにある寮で生活をしています。今年度はコロナウイルス感染症の影響で、4月から5月まで休校となりました。そのため、生活も変わり、学生にとって外国である日本に住んでいるだけでも大変な中、新しい生活に対応しようとしています。そんな中、X・Jさんだけでなく、寮生の多くが自炊をし、それをきっかけに親の苦労や愛に気づき、家族の大切さを学びました。彼らが帰国した時には、日本での経験を通じて成長した姿を家族に見せ、感謝を伝えることでしょう。
日本語学科の学生は、将来日本の病院で臨床工学技士として働くために、クラスの友達と協力し合い、日々成長しています。2年後には、大きく成長して、立派な臨床工学技士として日本の病院で働いていることを期待しています。