視覚情報を聞くことができる!?
「これは魔法のような技術です」
6/19付の「朝日新聞グローブ」第257号で紹介された、目の不自由な方や視覚障がい者のためのウェアラブルテクノロジーを提供するイスラエルの「オーカム」社のホームページに掲げられている言葉です。「オーカム」社が提供するのは、視覚情報を音声で伝える「音声作動デバイス」です。
目の不自由な方や視覚障害の方向けに提供しているのが、眼鏡に取り付けるタイプのデバイス「OrCam MyEye」。搭載された人工知能(AI)が、顔認証を行い目の前にいる人が誰かをリアルタイム、オフラインで教えてくれます。
同様にデーターベースが準備されれば、商品のバーコードを読み取ることで、商品名や詳細(色など)がわかります!
つまり、AIを活用して「視覚情報」を「聞く」ことができます👏
一言で視覚障がいといっても、その障がいの程度は様々です。
生まれつき目が不自由な方もいらっしゃれば、長じてから事故・病気で視覚を失う方もいらっしゃいます。障がいの程度も全く見えない方から弱い方までいろいろです。
でもこれらの方に共通しているのは、「視覚」からの情報が障がいのない方と比較して“少ない”と言えるのではないでしょうか?このテクノロジーは、“目が見える”こととイコールではないかもしれませんが、“目で”得られる情報を“聞く”ことで補うことが可能になります。
そしてこのテクノロジーを応用すると、視覚障がいの方以外でも助かるのではないでしょうか?
例えば車を運転するときなら、視界に入ってきた情報を読み上げることで、注意喚起ができるのではないでしょうか?
「歩道に子供がいます、飛び出しに注意してください」
「信号がかわりました🚦」
「よそ見をしています!」
という風にして事故防止につなげられます。
警察なら指名手配犯を見つけるのに使えるかもしれません。もっと、もっと身近になってほしいテクノロジーですね😉
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