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足首のテーピングの巻き方を動画付きで解説します!

テーピングはアスレティックトレーナーの仕事の中でも、特に目に見えてわかりやすいものです!

ケガの予防や応急手当、またケガをした部位のサポートや再発予防などに使われるテーピング。実際の現場では、選手の状態を見極めて何が必要なのか判断した上でさまざまな工夫をするのですが、まずは足関節の基本テープを通じて、アスレティックトレーナーが最もよく使う非伸縮テープ(38mm幅)の扱い方を身につけましょう。

実際に非伸縮テープを貼る前に、皮膚の保護のためにアンダーラップを巻きます。ここにも非伸縮テープを貼る際の注意点が含まれているので、シワなく適度な圧迫感で巻けるよう何度も練習しましょう!

このブログでは、動画を使いながらテーピングの巻き方を解説させていただきます!

 

動画1「アンダーラップを巻いてみよう」

 

まず土台となるアンカーテープにもテープの扱いのコツが詰まっています。テープの引き出し方、フィットさせる走行、テンションのかけ方、そしてテープの切り方など、基本を身につけましょう。アンカーを「巻こう」ではなく「貼ろう」としていることにも注意しましょう。

 

動画2「アンカーを貼ろう」

 

そもそもこの足関節の基本テープは、足首を内側に捻る捻挫に対するものですので、そうならないようにテープを引っ張ります。まず縦に貼るステアアップ(スターアップ)テープは、内から外に貼ります。足先に寄りすぎないよう注意しましょう。またテープを引っ張るすぎると、足の形を扁平足の方向に向けてしまうので、中間位で止まる程度にテンションをかけましょう。

 

動画3「ステアアップを貼ろう」

 

ホースシューは意外と苦労する横テープ。足の外から貼り始めます。貼り出す場所と貼り出す角度で全て決まります。少しずつ角度は変えていきましょう。

 

動画4「ホースシューを貼ろう」

 

ホースシューの続きで上まで巻き上げるのがサーキュラーテープです。足の背側にテープをフィットさせるよう、手で感覚をとらえながら貼りましょう。

 

動画5「サーキュラーを貼ろう」

 

ホースシューやサーキュラーでは全体のフィット感は出ても内返しを防ぐ効果が低いので、スパイラル状に巻き上げるテープを使うこともあります。アキレス腱に食い込まないように気をつけながら貼ってみましょう。

 

動画6「スパイラルテープを貼ろう」

 

つま先が伸びすぎるのを防ぐフィギュアエイトは、テープのロールを少し捻りながら貼るのがコツです。足首の前にある腱を締めすぎると、痛みを起こします。どうしても痛みが出てしまうときには、ワセリンを塗ったパッドやアンダーラップを何度か四角く折りたたんだものを、アンダーラップを巻く前に当てておきます。

 

動画7「フィギュアエイトを貼ろう」

 

かかとの動きを制御するヒールロックは、コツを掴むのに少し時間がかかるかもしれません。フィギュアエイトを同じように、ロールを捻りながらフィットさせるのがコツです。左右のヒールロックが足首の背側でクロスしますが、アキレス腱の上ではなくかかとの骨の上でクロスする走行を取りましょう。

 

動画8「ヒールロックを貼ろう」

 

最後にアンカーを貼って仕上げます。

 

動画9「仕上げて完成させよう」

テーピングのコツを掴むには練習量が必要です。そしてそれより重要なことは、解剖学的な理解、傷害の知識、選手の要求などを全て統合して最適な方法を提供することです。いつまでもテーピングに頼ることのないよう、トレーニング指導も並行して行う必要もあります。目に見えるスキルだけに、当たり前にエレガントなテープができるよう、頑張りましょう!

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