【授業紹介】医用機器安全管理学~病院のコンセント~
みなさん、こんにちは😊
今回のブログは、臨床工学技士科の授業紹介です。
医用機器安全管理学についてご紹介したいと思います😀
まずは、これはなにかご存じですか?
はい、コンセントです!
正確には答は病院にあるコンセントです。(写真はコンセントが上下に2つ並んでいます)
良く見ていただくと、病院のコンセントは一般の家にあるコンセントと違って差込口の穴が3つあるんです!
穴が3つある理由は感電対策!!
医用機器は電気で動いていますが、何かの事情で余計な電気が出てしまうことがあります。
それが患者さんに流れると感電します。そのため電気が3つ目の穴の1つに流れるしくみになっているのです。
では、この3つめの穴の先はどこにつながっているのでしょう?
答は大地です。大地へ余計な電気を逃すことで安全に医用機器を使う事ができるようになっているんです👍
コンセントの色は3色ある!
そして実は、病院のコンセントには、3色あるんです。一般的な白とは他に緑と赤があります。
コンセントの色は「JIS規格」という日本産業規格で3色だけ設定されています。
これは、災害などで停電した場合に病院にある自家発電装置によって供給されるランクによって色が変わります。
赤色のコンセント→停電時でも自家発電で電力供給が可能
緑色のコンセント→停電時にも継続して電力供給される事が可能
病院では、手術室や集中治療室などでよくみるコンセントで、生命維持管理装置に接続されています。
臨床工学技士は、このように医用機器を安全に扱うための基本となる電気やエネルギーなどの仕組みを「医用機器安全管理学」という科目で学びます👍
実際に大阪ハイテクノロジー専門学校の模擬手術室でも確認できます
オープンキャンパスでは、本校の施設の模擬手術室でもコンセントも見ていただくこともできます。
是非、興味のある方は参加してみてください。