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標高2500mを体験!低酸素ジム見学に伺いました!

先日、神戸マラソンを無事完走したスポーツ科学科教員の井上です。

サッカーのワールドカップのサムライジャパンの活躍が日本に元気を与えてくれていますね!

スポーツは人の心を動かす力がありますが、それを支えるトレーナーも日々進化していく必要があります✍

さて、最近「高地トレーニング」や「低酸素トレーニング」という言葉をよく耳にします。皆さんご存じですか?

サッカー⚽ワールドカップが2010年に南アフリカで行われた際にも高地(標高1400m)であり、低酸素環境でいかに有酸素能力を発揮するかということが重要だったと運動生理学者の方の話を聞きました。

またマラソン選手が大会前に標高の高いところでトレーニングを積んで、地上で新記録を出すという話も有名です!

日本では、コロナ禍で海外に行けなかった選手が日本の低酸素環境でトレーニングをし、東京オリンピックに備えたという話があります。

今回は7月にオープンした

アシックスコンプレックス吹田」様へスポーツ科学科2年生がうかがいました!

まずは低酸素環境についての説明を聞かせていただきました。

普段私たちが生活している酸素濃度は20.9%で低酸素と呼ばれる環境では濃度15.7%まで低くます。高い山に登ると気圧も変化しますが、低酸素ジムなどでは、気圧の変化がないため、高山病になる危険性は低いです。

SpO2とは血中の酸素飽和度を示し、低酸素環境に行くと下がります。健康な方のSpO2の標準値は96-99%と言われています。

実際に酸素濃度を測定してみました!(みんな標準値の範囲内に収まっています。)

次に標高2500m環境に移動します⛰

そして、低酸素環境での酸素濃度を測定し、変化を観察してみました👀

体質により、酸素濃度が大きく変化する人とそうでない人に分かれるそうです!

実際に、トレッドミル(ランニングマシン)で3分ほど歩行運動をした際の血中酸素濃度を再び測定したりもしてみました👀

低酸素環境での有酸素運動(トレーニングなど)の効果として

①有酸素能力が上がる

②睡眠の質が上がる

③お肌がつやつやになる

など様々な効果が期待され、現在あらゆる研究施設でその効果検証が行われています💪

最近では、血中酸素濃度を測定するスマートウォッチも発売されるようになり、今注目され始めています!

施設側は利用者様のSpO2(血液中の酸素の量)の状態をタブレットで管理されていました。

スポーツに活かすことを考えると苦しい運動まで追い込まずしても、それ以上の運動効果が得られる可能性があり、アスリートとして活躍している現役選手の方もトレーニングに来られていました!

次の日に、「よく眠れたか?」を学生たちに聞いてみると。。。

低酸素環境での運動が睡眠の質を向上させることが出来るなら、とても嬉しい効果ですね!

スポーツ科学科では今後変化していくスポーツ環境の情報をいち早く学び、現場に活かしていける指導者を育成します!

新しいことに興味、関心を持ち、学び続ける姿勢はトレーナーとしても重要の資質です。

みなさんも一緒に大阪ハイテクで新しいスポーツ科学を学びませんか?

スポーツ科学科 井上

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