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臨床工学技士科夜間部1年生の物理の授業にお邪魔しました!

こんにちは、臨床工学技士の教員です😁

前回のブログに続き、今回も夜間部1年生の授業風景をご紹介します!

この前の実習ブログはいかがでしたでしょうか?まだ見ていないという方は、下のリンクから見てくださいね!

https://www.osaka-hightech.ac.jp/blog/58715

「物理学」の講義風景をご紹介!

さて、同じ夜間部1年生ではありますが、今回は物理学の講義にお邪魔しました!

この物理学は、臨床工学技士が触れる「生体機能代行装置」(人工透析装置、人工心肺装置、人工呼吸器)や「治療機器」(輸液ポンプ、電気メス、パルスオキシメータなど)、「公衆衛生学」などを学ぶ上で必要な知識となってきます。

今回の授業は「気体の膨張」についてのお話💨

例えば、一本の液体の入ったペットボトルがあります。

このペットボトルを持ったまま、飛行機に乗ったとしましょう。

地上での気圧が1気圧といわれているので、5km上空を飛行していたとすれば0.5気圧になります。

気圧だけで考えれば半分になっていますが、その分、ペットボトルの体積は2倍となるんです!

そうすると、中に入っていた液体は上空で飛び出てしまう可能性があります😱💦

これが成り立つ法則のことを、「ボイルの法則」と言います!

「ボイルの法則」
p × V = p’ × V’
p: 変化前の圧力、p’: 変化後の圧力
V: 変化前の体積、V’: 変化後の体積

熱の変化でも同じことが言えて、このような変化を解くときに使うのが「ボイル・シャルルの法則」です。

「ボイル・シャルルの法則」
(p × V) ÷ T = (p’ × V’) ÷ T’
p: 変化前の圧力、p’: 変化後の圧力
V: 変化前の体積、V’: 変化後の体積
T: 変化前の絶対温度、T’: 変化後の絶対温度(※)

(※)ちなみに、私たちが普段目にしている温度(単位が℃となっているもの)は「相対温度」というものです。「ボイル・シャルルの法則」に当てはめる「絶対温度」には、知っている温度に273を足した数字となります!
例えば、27℃の室温であれば、

27[℃] + 273 = 300[K]

となります!

実際、今回の考え方は、注射器の中での体積変化を考えるときや、私たち生体においても同じように変化を感じることがあります。

地上よりも薄い酸素を吸い続けることで低酸素状態になる高山病や、スキューバダイビングなど水中深く潜水することで気圧が上昇し呼吸困難になる潜函病(せんかんびょう)も同じような現象です。

このような病気は「公衆衛生学」という分野でも習いますが、この授業で学んだ知識を知っているのが前提となります。

夜間部でも、入学時から基礎科目が充実しており、先生方がやさしく教えてくれます!

わからないところがあれば授業前に先生に聞くこともでき、昔習った内容の学びなおしが働きながらできるのが夜間部の強みです!

文系・理系問わず物理がわからなくても安心して学ぶことができます!

興味のある方はぜひオープンキャンパスでおまちしています!

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