夏は土用の丑のうなぎだけじゃない!?【三伏について】
夏至も終えて、いよいよ夏本番を迎えつつある今日この頃。
夏といえば、『土用の丑の日』にうなぎを食べるという慣習がありますが、
※そもそも土用の丑の日とは?
⇒立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日のことで、その期間にある丑の日を言います。
ちなみに、2020年の『土用の丑の日』は、
1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日
となり、ウナギを食べるのは夏場の7月21日(一の丑)、8月2日(二の丑)になります。
※日本で夏にウナギを食べるようになったのは平賀源内の発案した説が有力です。
日本の『土用の丑』に似た文化として、韓国や中国では『三伏』という陰陽五行論がベースの考え方があります。
初伏、中伏、末伏の日に鶏肉(参鶏湯:サムゲタン)や食用犬を、夏場の強壮のため食べる慣習があります。
東洋医学(鍼灸)業界ではその『三伏』の日にお灸を行います。(三伏灸)
背中にある経穴(ツボ)に生姜灸を行い、冬場になる風邪や気管支喘息等の予防のためとされています。
ちなみに、2020年の三伏の日は
初伏:7月16日 中伏:7月26日 末伏8月15日
になります。
他にも、夏の最も暑い時期をヨーロッパではDog daysと表したりします。
(おおいぬ座のシリウスが見られるため)
このように、各国色々な夏に関する慣習がありますね。
梅雨の雨で大変ですが、もうすぐ夏本番!ウナギ以外にも試してみてはいかがでしょうか?
鍼灸スポーツ学科 花原