7月2日は何の日?
答えは「半夏生」
「半夏生」って?
「半夏」とは烏柄杓(からすびしゃく)という植物の別名です。
「半夏」が生える頃や、「半夏」とは別の「ハンゲショウ」別名カタシログサ(片白草)というドクダミ科の草が、花が半分白くなって化粧しているようになる頃と言われています。
「半夏」は嘔気や嘔吐によく使われる生薬で「生姜」と併用されて漢方薬としても有名です。
また、地方によっては、この時期にハンゲという妖怪が徘徊すると言われ、農作業をしないという戒めになっていて、農作業で疲れた体を休める期間にもなっているようです。
半夏生は、江戸時代の農民たちが大切にしてきた雑節のひとつ。何とも不思議な名前ですが、次の季節を心地よく迎えるための季節の変わり目を意味します。
半夏生の時期には、関西はタコ・香川県はうどん日本各地で色々ものを食べる風習があります。
主に、関西地方では前記したように、植えた苗がタコの足のように大地にしっかりと根付くように願いを込めたり、稲がタコの足のようにたくさん増えるように、半夏生にタコを食べる習慣があります。
タコにはタウリン(アミノ酸の一種)が豊富に含まれ、疲労回復効果があります。
ぜひお試しあれ。
鍼灸スポーツ学科 和歌