AIに人生相談?生成AIの使い方
AIに人生相談!?
生成AIについては、このブログでも
- 生成AIに店番をやらせてみた https://www.osaka-hightech.ac.jp/blog/59112
- 学校の宿題をやらせてみた https://www.osaka-hightech.ac.jp/blog/59081
などなど、色々と紹介してきました。
生成AIの使い方について、とある新聞記事では夫婦間で不満があるときにAIに相談するという使い方が紹介されていました。
相手に不満を伝える前に、まずはAIに相談してみて意見や反応をもらう、という使い方だそうです。(ちなみに、これをビジネス用語では壁打ちと言います)
その上で言い方を変えてみたり、自己解決して言わなくて済んだこともあるとか😉
悩みはついつい悪い方向に考え込んでしまいがちです。
AIが中立的な立場や相手の視点に立った意見を言ってくれるので、考えを改めるきっかけに活用できるそうです!
実際に相談してみた
中の人も技術的な相談はChatGPTとよくやっているんですが、人生相談などはやったことがありません🤔
そこで、今回は本校の学生も悩みがちな『就職活動(就活)』について相談してみたいと思います。
今回は場面として、人工知能学科の2年生が、もうすぐ始まる就活を想定しました。
何を準備したらいいか、何を知っておいた方がいいかなど、色々と聞いてみます。
これまで培ってきたプロンプト(文章)のコツも踏まえて参考にしてください✨
プロンプトのコツ
① 具体的に
② 必要な情報は予め与える ③ 何してほしいか述べる ④ (必要であれば)例示して見せる |
話の切り出し方
プロンプトのコツに従って、相談話の切り出してみましょう。
簡潔なのが1番ですが、同時に具体的かつ正確さも求められます。
今回はこのようなプロンプトで切り出してみました。
就職活動のアドバイスを下さい。
私は専門学校でAIを学ぶ学生です。もうすぐ始まる就職活動に不安があるので、今何をするべきか、何を知っていくと良いかアドバイスしてください。 |
このように、『質問者がどんな人物か』『どういう状況に置かれているか』『何をしてほしいか(アドバイス)』をきちんと文章にします。
【注意】生成AI全般を利用するときは、自身の名前や通っている学校名、志望企業の社名といった個人を特定されかねない情報は入力しないようにしましょう
漠然としていて、聞き方が分からないときは正直にそう言ってみるのも良いです。キーワードなどが出てくるので、それをヒントに質問を組み立てていきます。
では、ChatGPTの応答をみてみましょう。※ブログ用に一部省略しています
AI分野での就職活動に向けてのアドバイスですね。AIは急速に成長している分野であり、専門性と柔軟性を兼ね備えた人材が求められています。以下のポイントを参考にしてください。
1. スキルと知識の強化 プログラミングスキル: PythonやRなどのプログラミング言語の習得は必須です。特にPythonはAI分野で広く使われています。 AI・機械学習の基礎: アルゴリズム、ニューラルネットワーク、ディープラーニングなどの基礎知識をしっかりと理解してください。 2. ポートフォリオの構築 GitHub: 自分のコードやプロジェクトをGitHubに公開し、技術力を証明できるポートフォリオを作成してください。 3. 業界研究とネットワーキング 業界のトレンド: AI技術の最新トレンドや業界ニュースに常にアップデートしておくことで、面接で話題に出せるようにしましょう。 4. インターンシップと実務経験 短期間でも良いので、業界での実務経験を積むことが推奨されます。これにより、仕事の現実を理解し、面接で具体的な経験を話せるようになります。 5. 面接の準備 簡潔で魅力的な自己紹介を準備してください。自分の強みや興味、これまでのプロジェクト経験を織り交ぜて語れるようにしましょう。 AI分野でよくある質問やケーススタディに対する解答を準備しておくことが重要です。 最後に、不安を感じるのは自然なことですが、準備をしっかりと行えば自信につながります。自分のスキルや知識を信じ、積極的にチャレンジする姿勢が重要です。 |
大方、当たり障りのない真面目な提案ですね!これが生成AIらしさでもあります。特に最後の文は、就職指導でもよく言うフレーズです😂
提案を深掘りしてみる
では次に、このアドバイスをもとに、スキルと知識の強化について深掘りしてみたいと思います。
プログラミングスキルの習得のために何をやればいいですか。2.ポートフォリオにも繋がるような取り組みをしたいです。いくつか提案してください。 |
実際に取り組むであろうアイデアとして、具体的な回答を期待します。。🙌
1. オンラインコースやチュートリアルを利用する
Coursera, Udacity, edXなどのプラットフォームで提供されているプログラミングやAIに関するコースを受講してください。初心者向けから上級者向けまで幅広いレベルのコースがあります。 YouTubeには無料のプログラミングチュートリアルが豊富にあります。特定の言語や技術に関する基礎から応用まで学べます。 2. プログラミング課題に挑戦する LeetCode, HackerRank, CodeSignalなどのプラットフォームでプログラミング課題に挑戦し、問題解決能力を鍛えてください。これらのサイトは面接準備にも役立ちます。 3. ドキュメントや書籍を読む 公式ドキュメントや推奨される書籍を通じて、プログラミング言語やフレームワークの深い理解を目指してください。例えば、Pythonの場合は『Automate the Boring Stuff with Python』が初心者におすすめです。 |
固有名詞が色々出てきましたが、CourseraやUdacityは実際にある学習サイトです。
YouTubeにも上がっている動画も参考にすると良いと言っていますね。
(ChatGPTは全世界の情報を使って学習しているので、あまり知らないサービスを提案することがあります。日本語に対応しているサイトで学びたいときは、そのことを合わせて伝えてあげると良いでしょう)
このように具体的な方策をどんどん提案してくれるので、一生懸命に取り組めば結果も伴ってくるのではないでしょうか。
そして、生成AIは使い方次第で相談相手にもなってくれるということが分かりました。
注意するべき点はしっかりおさえて、上手く使っていきたいですね!