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    放射線技師学科の学生研究が「論文化推薦研究発表」に選出されました!🎉

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    こんにちは!大阪ハイテクノロジー専門学校 診療放射線技師学科です。

    はじめに

    このたび、本学科の学生発表『CTにおけるモーションアーチファクト評価に関する基礎検討』第69回 近畿支部学術大会(日本放射線技術学会 近畿支部)「論文化推薦研究発表」に選ばれました。これは、発表内容が「ぜひ論文としてまとめて、より多くの人に届けてほしい」と評価された発表に与えられるもので、学生の努力がしっかり認められた結果だと感じています。

    4月からコツコツ積み重ねてきた研究で、本学科として初めての近畿支部学術大会での発表となりました。

    CT検査って?

    いろいろな方向から体にX線をあてて、水分、骨、脂肪、空気など体の中にある成分によるX線の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。連続した断面の画像を作成することにより、体の中の様子を立体的に把握できます。

    また、CT検査では、撮影中に体の中(心臓や血管など)が動くと、画像がブレて「モーションアーチファクト」という見えにくさが起こります。

    この“ブレ”は診断の邪魔になることがあり、これまでの評価は「人の目で見て判断する」ことが中心で、どうしても主観が入りやすい課題がありました。

    そこで、今回の研究では、動く模擬血管の画像を使って、

    • 人の目での評価(どれくらいブレて見えるか)

    • 画像を数値で評価する指標(輪郭のぼけ具合など)

    を比べて、「目で見たブレ」「数値」がどれくらい一致するかを調べました。

    研究結果

    輪郭の“ぼけ”を表す数値評価が、目で見たブレの評価とよく一致し、

    さらに「この数値を超えるとブレが目立つ」といった **判断の目安(境界)**も見えてきました。

    つまり、将来的には

    「なんとなくブレてる」ではなく、「数値で客観的にブレを評価する」

    ことにつながる基礎的な成果になりました。

    今回の「論文化推薦研究発表」への選出は、学生が4月から地道に積み重ねてきた努力が形になった、大きな成果です。モーションアーチファクト“見た目”だけでなく“数値”で捉えるという視点は、より正確で客観的な画像評価につながり、今後の臨床にも貢献できる可能性があります。今回の経験を通して、診療放射線技師として日々の業務を確実に行うだけでなく、研究の力で医療をより良くしていける診療放射線技師になってくれることを期待しています。

    おまけ

    今回の学会の別セッションで米坂先生が座長をされていました!かっこいー!!

    教員:関谷

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