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「アメリカンフットボール」と「熱中症」と「予防」③

今回は、アメリカンフットボールの熱中症の予防について記します。
熱中症を知り、予防策をチームで取り組んで、発生を抑えましょう。
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【熱中症になりやすい人】
①体の大きい人
子どもと高齢者
体調の悪い人
過去に熱中症になったことのある人
以上の4項目のうち、アメリカンフットボールでは①③④を考えなければなりません。
①アメリカンフットボールの選手は、ウェイトトレーニングによって筋肉質です。
「筋肉量が多い=発熱量が多い」のです。競技力を伸ばすためのウェイトトレーニングが、
熱の発生源を体内に作りだしてしまいます。筋肉量の多い人は平熱が高めなのも同じ理由です。
 
風邪と下痢が発生頻度を大幅に引き上げます。
夏風邪から復帰した選手から目を離さないようにしてください。
練習前に発熱がない状態であっても要注意です。
普段の練習なら何ともない練習量でも、すぐに体内に熱を溜めてしまうためひどい熱中症を発生してしまいます。
また、下痢では体内から水分が下痢便として大量に排出されます。普段より体内の水分量が減ってしまった状態のため熱中症の発生率が上がります。
過去に熱中症になったことのある選手は、高頻度に再発します。
4月に入部してくれた新入生にアンケートやヒアリングを行い、
必ず熱中症の既往歴のある選手を洗い出してください。
既往歴のある選手は、以前に記したように、
その時の体験を全員の前で話をさせて、チーム全員で共有しましょう。
 
「アメリカンフットボール」と「熱中症」と「予防」②のブログで記した
4つの典型症状のどれに当てはまるのかを全員で考えさせて、
全員が早めに気付けるようにしてください。
一度「熱けいれん」を起こした選手が、
次に熱中症になった時に別の症状が発生することはまずありません。
「熱けいれん」になった選手は、次も「熱けいれん」になりやすいです。
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今回は、熱中症の予防について記しました。
繰り返しになりますが、熱中症に関する教育に勝る予防策はありません
是非、チーム全員で取り組んでください。
次回は、予防法の第2弾です。

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